あらすじ
貸本屋<ゆうづき>で働くなつは、実は由緒ある武家の生まれ。恋ゆえに出奔した兄を捜すため、単身江戸へ上ったのだ。手がかりは兄の恋人が版画職人を目指しているということだけ。版画本の作者を調べては、めぼしい人々を訪ねる日々だ。ある日、本に興味のない植木屋の小六が歌集を借りていく。恋歌がうまく作れないという彼に、なりゆきで協力することになるが…?
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Posted by ブクログ
恋がわからないなつが、人様の恋騒動?に関わるうちに、少しずつ恋をわかっていくような感じが可愛らしかったです。
兄上を連れ戻すと意気込んでたけど、突っ走るのではなく、その思いを知ろうとする姿勢は素敵ですね。
設定は江戸なのかな?
ただ内容的には現代っぽい。
そのリアリティーは気にせず読むのが良さそうですね。
周りの方々が幸せになっていくのは、とても微笑ましくてよかったですが、なつの恋愛も少しくらい進展したらよかったなぁと思います。
続編あるのかな。