あらすじ
2017年放送の大河ドラマのヒロイン・井伊直虎。時は戦国時代。曽祖父は毒殺、祖父と父は戦死、そしてかつて愛した元許婚は謀殺……。井伊家の男が次々と世を去る中、女として生まれた直虎は“男”となって家を差配し、ついに滅亡寸前の家を大名へと押し上げる。しかし、彼女の史料はあまりに少なく、井伊家の系図にすら名がない。はたして彼女は、何者だったのか? 本書は、直虎の過酷ながらも美しき生涯を、現地取材と史料から解き明かしたもの。写真・図版・地図約90点と、「特別史跡ガイド」が付いた決定版。◎いつ、どこで生まれたのか?◎なぜ「直虎」と名乗ったのか?◎いかにして今川家の圧力に対抗したのか?◎どうやって井伊直政を、家康と対面させたのか?◎いかなる最期を迎えたのか? 謎の真相が次々と明らかに!
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Posted by ブクログ
今年のNHK大河ドラマの予習として読みました。井伊直虎より数百年前から井伊家の歴史と背景を紐解いてます。大河ドラマが始まってからも副読本として大いに役にたつことでしょう。
Posted by ブクログ
直虎の資料が少ないからか著者による直虎の想像による思考が度々あるのが小説を読んでいるようで読むのを遅らせる。
ならざるおえなかった城主としての責任は大変だったろうけど、守るものがあると強くなれるのだろうなぁ。
史跡の説明と写真があり訪れたい気持ちになれる本。
井伊家が存続できたのは直虎や周りの協力、そして時勢をみる事ができた軍師ともいえる僧のおかげなのだと知る事ができた。
ドラマではあの若さでお家のためをと思って、自分の思い人と一緒にならず自己犠牲がすごいな~と思ったが、実際はそうでもなかったみたいだ。それどころか、自分しか跡継ぎいないのに、直親以外の人と結婚するのを拒んで出家するのがわがままだと思った。直親に対するあてつけもあったのかね?あと直親は生前、家康と交流があったようだ。そういうのもあって直政は家康に仕官したのかも。ちょいちょい著者の人の憶測が入ってくるのがなんだかな~という感じ。小説じゃないんだから。それと1割くらいは直虎じゃなくて直政の話になってます。