【感想・ネタバレ】金の小鳥の啼く夜はのレビュー

あらすじ

名家である高塚家の双子の兄として生まれ、逞しい体躯に端正な顔立ちを持つ英彬。しかしオペラ歌手としての才能を開花させようと留学した先で、不審な火事にみまわれた英彬は左半身にひどい火傷を負い、夢を諦めて帰国することに。火傷の痕を革の仮面で隠し生活をしているものの、外に出るたびに人々の好奇な視線に晒されて、日々苛立ちながら暮らしていた。そんなある日、高塚家の持ち物である劇場で働いていた盲目の少年・雪乃と出会う。ハーフであり天使のような容貌とやさしく素直な性格の雪乃に英彬は癒され、逢瀬を重ねるようになる。英彬は雪乃に歌の才能を見いだし、自分の名前や立場を知られないよう教育をほどこしていくが、いつしか二人は惹かれあうようになり――。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

★3.5。設定は素晴らしいけど、出会いからトントン拍子に進み過ぎて…もっと複雑な心情とか盛ってくれたら良かった。
火傷を負ったオペラ歌手×劇場で下働きする盲目の少年。

時は大正。火傷が原因で舞台に立てなくなった攻め。皮製の仮面で覆っているけど、顔の左半分が二目とも見れない状態で片耳も無い。BLでここまで容赦ないのも稀です…。

そして攻めの歌声に惹かれて純粋に慕っていく盲目のハーフ少年。攻めは自分の正体を云わず、受けに歌を教えたり、足長おじさん的に支援したり。

醜い火傷の化け物と呼ばれていると受けに知られることを怖がる攻めが切なかった。

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2015年11月22日

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