あらすじ
15歳以上、全員消滅。ある日、町から大人が消えた――スティーヴン・キング絶賛のSFスリラー解禁。
授業中、教室から先生が消えた。忽然と。サムたち生徒は騒然となるが、やがて、消えたのは町じゅうの大人――15歳以上の人間全員だとわかる。両親の姿も見えず、携帯電話もテレビも繋がらず、途方に暮れる少年少女たち。異様な混乱の中、サムは親友のクインらとともに、町のはずれまで行ってみることに。そこで彼らが見たものは……。巨匠スティーヴン・キング絶賛のSFスリラー、ついに日本上陸。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
前から読んでみたかった本。なんとなく面白そうだったし。
読んでみると案の定面白く、未知の世界が繰り広げられている。主人公たちがこんなに生き延びれるのかと思わなくもないけど、まだまだ謎が多くていいと思う。
上下巻読んで気がついたけど、まだまだ続く長編なんだなと… でも次も読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
15歳以上の人間が突然消えるという、なんだか昔懐かしい設定で話が始まる。リーダーの台頭と対立のステレオタイプ。これは15少年漂流記か、と一瞬読み続けるのをためらう時間があるが、やがてこれが単なる冒険譚ではなく、人が消えたこと以外にも異常状況にあり、むしろ光る眼であることが見えてくる。
各章頭に時間表示があり、これが300時間前から始まりカウントダウンされる。0時間が意味することは何か?
Posted by ブクログ
ある日突然、15歳以上の人間が消えた。街は特殊な壁で覆われ、脱出も外との通信もできないなかで、15歳の誕生日を迎えた子どもが一人ずつ消えていく。
そして、主人公の少年の誕生日まであと12日、カウントダウンが始まる…。
外界から隔絶された空間で、力のある者が暴力でのし上がっていく様子は、かつて読んだ『蠅の王』を彷彿とさせる。
SF要素を加味したスピード感のある展開に引き込まれ、上巻を1日で読み終えた。
スティーブン・キング絶賛という触れ込みの本作、下巻ではどのように収束してくれるのか楽しみだ。
Posted by ブクログ
直径30キロ、周りをフェイズに囲まれた町、ある日突然15歳以上の人が消える。残された子供たちには不思議な能力が備わる。15歳間近の訳ありの双子の兄弟、出生の秘密。問題児たちの学校との対立、覇権争い。
残された子供たちが協力して生きていく..ではなく、争って殺し合ってというのが、アメリカ的だと思いました。