あらすじ
なぜ、あなたは、だまされやすいのか?
いまの時代、マインド・コントロールは、テロリストのような見るからに危険そうな集団の専売特許ではなく、親切な顔をして、いつのまにか懐に入り込んでくる。カルト集団やブラック企業のみならず、あらゆる組織が、この技術を援用している現代、氾濫する情報の海に呑みこまれないためにはどうすればいいのか。
「本書は21世紀の必読書である。マインド・コントロールは、善用も悪用もできる。この現象の強さと弱さ、特に悪用された場合の危険について知ることが、21世紀を私たちが生き抜いていく上で不可欠だ」(佐藤優氏の推薦コメント)
単行本の刊行から4年、最新の情報を盛り込むなど、大幅に加筆して中身を刷新。
●目次
第1章 なぜ彼らはテロリストになったのか
第2章 マインド・コントロールは、なぜ可能なのか
第3章 なぜ、あなたは騙されやすいのか
第4章 無意識を操作する技術
第5章 マインド・コントロールと行動心理学
第6章 マインド・コントロールの原理と応用
第7章 マインド・コントロールを解く技術
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Posted by ブクログ
きちんと増補改訂されている。参考文献も使える。この手の本の入門書としては現時点で一番まともか。というか、ネット上の情報を取るために本が必要になるという現状は結構ややこしい事態では。
Posted by ブクログ
マインドコントロール。
今までにたくさんの人から怪しげなマルチ商法のビジネス話をされた経験がありますがああいう人たちを見るたびに完全に洗脳を受けてはるんやなぁと思ってました。
その人に悪気はなく、むしろ僕のことを思って言ってるのにみたいなノリで。
冷静に話を聞いてると話し方とかうまい人もいますしね。
こりゃアホやったらハマってまうやろなぁみたいな。
何言ってるかわけわからん人もいましたが。w
で、思ったわけです。他人をマインドコントロールできればビジネスにも繋がるし自分の思うままにできると。
この本にもありましたが主体的に考えることを許さず、絶対的な受動状態を作り出すことがマインドコントロールの基本であって、会社、団体に属することで狭いトンネルに入り視野を奪い、他の選択肢のないところまで狭めていく。
そのトンネルの中が世界のすべてになるわけです。
経営者は少なからずそういう心理があると思います。
テロリストの心理とかにも触れてたのでおもしろかった。