あらすじ
4歳まで難聴を気づかれないほどの崩壊家庭。大人を欺き世の中を冷めた目で見ていた増田少年がつかんだ小さな小さな光。現在はカワイイ文化の発信者として世界的活動を続ける著者が、破滅的半生を赤裸々に明かす!
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Posted by ブクログ
きゃりーぱみゅぱみゅのアートデレクションで知った、増田セバスチャンさんの自伝。かなり衝撃的でした。カワイイは弱いものから強いものへのカウンターであるということに腑に落ちた思いです。年甲斐がなくてもいい、カラフルでキッチュ、鳥肌が立つほどポップで原色の世界にとどまっていたい。カワイイカルチャーを知るというより増田セバスチャンさんのファン向けの本かもしれません。私は胸が熱くなりました。
Posted by ブクログ
良いものには理由がある。
タイトルにも、作っているものにも、全てに意思がある。
(以下抜粋)
○それは、嘘をついたり誤魔化したりする大人に対して、子供っぽいモチーフをつけることによって、汚い大人になってやるかという、アンチテーゼを表しているのだ。(P.287)
○「だって、面白いじゃん。それ以上、以下でもない。なんで、それじゃダメなの?」
それじゃダメなんだ!コチコチの頭で出来た、この世界のイニシアチヴを握っている旧世代には、「感覚」だけでは通じない。彼らのテリトリーで戦う必要があるのだ・・・。(P.289)