【感想・ネタバレ】カラー図解でわかる航空管制「超」入門 安全で正確な運航の舞台裏に迫るのレビュー

あらすじ

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離陸から着陸まで、航空機の安全な運航に欠かせないのが航空管制です。本書では、航空管制の基礎のキソから、航空管制の基本的な流れ、パイロットと航空管制官との実際のやり取り、過去の事故と事故防止策などをカラー図解で紹介していきます。

管制されているから安全に飛べる!
航空交通管制協会(一般財団法人)が監修!
目に見えにくい「航空管制の基本」を、カラー図解で1冊にまとめました!

離陸から着陸まで、航空機の安全な運航に欠かせないのが航空管制です。
現代の航空機は、正確な航空管制に支えられなければ、目的地まで安全に飛ぶことはできません。まさに「縁の下の力持ち」です。
本書では、「航空管制とはなにか」という基礎のキソから、航空管制の基本的な流れを紹介していきます。
さらに、パイロットと航空管制官との実際のやり取りのようす、過去に起きた事故と事故防止策などを、カラー図解と豊富な写真で紹介します。

【この本の内容(一部)】
●なぜ航空管制が必要なのか?
●ウェイポイントとはなにか?
●どうやって航空機を監視する?
●大空の見えない区分けとは?
●VFRとIFRとは?
●航空路とはなにか?
●フォネティックコードとは?
●離陸から着陸までの流れ
●なにが巨大事故を引き起こすのか?
●ヒューマン・エラーを防ぐには?

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Posted by ブクログ

マニアックな分野を分かりやすく解説してくれる面白い本。

最近、Ustreamで伊丹空港の管制を聞くようになり、管制業務に興味を持った。
その一冊目にこの本を選んだのだが、かなり面白い。
管制業務に関する設備、管制官の役割、管制業務のシミュレーションなど、マニアックな内容を分かりやすく語っている。この分野に興味を持ち始めた人間にはちょうどいい難易度と、分かりやすさである。

第1冊目として、大変オススメの本である。☆4.5くらいはある。

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2015年02月02日

Posted by ブクログ

 航空管制を支える仕組み(空域、交通流管理、航法、通信など)を解説した第1章にはじまり、離陸準備から着陸するまでの管制の流れを説明した第2章・第3章、航空界の仕事と切っても切り離せないヒューマン・ファクターへの取り組みを紹介する第4章、という構成。
 第1章が結構専門的な話で、いきなりこれを読んで「超」入門、というのもちょっと難しいのではないかと思った。第2章、3章を最初に持ってきて、第1章の内容は後でも良かったのではないかと思う。個人的には、ADSの仕組みは何となくしか理解してなかったが、「航空機が3つの航法衛星(GNSS用周回衛星)を捕捉して各衛星からの距離を得て、4つ目の航法衛星からの信号で時刻合わせを行い、」(p.30)その位置情報をMTSATに送って、神戸と常陸太田の「航空衛星センター」で受け取り、ATMセンターの洋上管制卓に表示させる、という流れが整理できた。第4章では、JAL907とJAL958の焼津上空のニアミス事故や、「チャレンジャー号」や「コロンビア号」の事故から、「ハインリッヒの法則」を紹介したり、といったヒューマン・ファクターの勉強の入門として、ちょうど良い内容となっている。また、最後の「コラム」の「フライトレーダー24」と、タイムリーなマレーシア航空370便の話は興味深い。
 「図解」となっているが、ほとんどその図自体が専門的で踏み込んでいる内容だけに、その辺まできっちり解説した中野秀夫著『航空管制のはなし』の方が、実は分かりやすいかもしれない。第2章・3章では、飛行機が飛んでいるだけの絵がいっぱい書いてあるが、これはあまり意味がない感じがする。決して「超」とは言えない入門書。(15/09/23)

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2015年09月23日

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