【感想・ネタバレ】戯作者銘々伝のレビュー

あらすじ

恋川春町、式亭三馬、山東京伝など。どこをとっても個性的な江戸の戯作者たちは、娯楽を求める庶民の熱狂的支持を得、笑いと嘘で社会・文化を支えた。権力におもねることなく物語を書いた戯作者たちと、彼らを取り巻くちょっとハミ出た市井の人々の紡ぎだすドラマを、史実を踏まえて生き生きと描き出す。江戸の空気感たっぷり、粋な井上節が炸裂、痛快。

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Posted by ブクログ

 大河ドラマ「べらぼう」の影響で、江戸時代の出版文化等に興味が少し出てきたので、その関連本という位置づけで読んで見た。
 登場する戯作者は10人。
 鼻山人
 半返舎一朱
 平秩東作
 松亭金水
 式亭三馬
 唐来参和
 恋川春町
 山東京伝
 芝全交
 馬場文耕
 鳥亭焉馬

 いずれも戯作者として一時は名を馳せながらも、最後は失意の中で人生を終えた人々である。とにかく人を楽しませる、笑わせることに一生をささげた人たちである。
 語り口は、十人十色、昔の嫁さんもいれば、友人、弟子などさまざな。いろいろな趣向で楽しませてくれる。
 ときに「べらぼう」で活躍した恋川春町を、朋誠堂喜三二に語らせるのは粋な趣向という気がした。
 井上ひさしが愛した江戸戯作の世界、これまで全く読んだことがない。これを機会に少しづつ読んで見るかな。
 
 

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2026年06月01日

Posted by ブクログ

解説「十二枚それぞれの遠景は、いつの間にか向こう側でつながって一枚になる」のとおり、江戸時代活躍した十二人の戯作者たちを語らせた戯曲短編のような一冊。

名高い戯作者から、確たる記録の少ない者についてまで本当に側で語られるかのような臨場感。
どれも意外な落ちが用意されていて、またまた作者に唸らされた一冊。

0
2024年08月15日

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