あらすじ
恋川春町、式亭三馬、山東京伝など。どこをとっても個性的な江戸の戯作者たちは、娯楽を求める庶民の熱狂的支持を得、笑いと嘘で社会・文化を支えた。権力におもねることなく物語を書いた戯作者たちと、彼らを取り巻くちょっとハミ出た市井の人々の紡ぎだすドラマを、史実を踏まえて生き生きと描き出す。江戸の空気感たっぷり、粋な井上節が炸裂、痛快。
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Posted by ブクログ
大河ドラマ「べらぼう」の影響で、江戸時代の出版文化等に興味が少し出てきたので、その関連本という位置づけで読んで見た。
登場する戯作者は10人。
鼻山人
半返舎一朱
平秩東作
松亭金水
式亭三馬
唐来参和
恋川春町
山東京伝
芝全交
馬場文耕
鳥亭焉馬
いずれも戯作者として一時は名を馳せながらも、最後は失意の中で人生を終えた人々である。とにかく人を楽しませる、笑わせることに一生をささげた人たちである。
語り口は、十人十色、昔の嫁さんもいれば、友人、弟子などさまざな。いろいろな趣向で楽しませてくれる。
ときに「べらぼう」で活躍した恋川春町を、朋誠堂喜三二に語らせるのは粋な趣向という気がした。
井上ひさしが愛した江戸戯作の世界、これまで全く読んだことがない。これを機会に少しづつ読んで見るかな。