【感想・ネタバレ】戯作者銘々伝のレビュー

あらすじ

恋川春町、式亭三馬、山東京伝など。どこをとっても個性的な江戸の戯作者たちは、娯楽を求める庶民の熱狂的支持を得、笑いと嘘で社会・文化を支えた。権力におもねることなく物語を書いた戯作者たちと、彼らを取り巻くちょっとハミ出た市井の人々の紡ぎだすドラマを、史実を踏まえて生き生きと描き出す。江戸の空気感たっぷり、粋な井上節が炸裂、痛快。

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Posted by ブクログ

解説「十二枚それぞれの遠景は、いつの間にか向こう側でつながって一枚になる」のとおり、江戸時代活躍した十二人の戯作者たちを語らせた戯曲短編のような一冊。

名高い戯作者から、確たる記録の少ない者についてまで本当に側で語られるかのような臨場感。
どれも意外な落ちが用意されていて、またまた作者に唸らされた一冊。

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2024年08月15日

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