【感想・ネタバレ】パンドラ(下)のレビュー

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Posted by ブクログ

人類悲願の癌特効薬『パンドラ』。
その新薬を巡って、様々な人間の欲がうごめくストーリー。

これまで存在しなかった何かを生み出す時
必ず何かしらの痛みを伴うもので
癌患者にとって、待ち望んだ特効薬にもかかわらず
その薬が例えば手術をする外科医にとっては
また、医療制度にとって、必ずしも100%喜べることではないということ。

光があれば、必ず影が存在し
影になりたくないモノが抵抗すれば
必然的に戦いが発生してしまう。
実際、影の強い力によって
表舞台に出ることなく葬られてしまった
たくさんの発明があったのではないだろうか・・・
そう考えずにはいられません。


『パンドラの箱』

決して開けてはならない禁断の箱を
パンドラという一人の少女が開けてしまったため
この世にはありとあらゆる災難・苦悩が飛び出してしまった。
パンドラは、箱を開けてしまったことを悔いて
慌ててその箱を閉めたという。
しかし、一つを覗いては全ての災いは飛び去った後だった。
最後に箱の中に残った一つは
希望だったという説もあれば、絶望だったという説もあるという。


私は・・・

希望だったと思いたい。


これまで読んでいたミステリーとは
また違った雰囲気の作品で
ドラマのノベライズだからなのか
長編ミステリー小説としては、少々物足りなさを感じてしまいました。
ノベライズの相田冬二さんに今後注目してみたいです。

0
2013年05月31日

Posted by ブクログ

職場の子がとても面白いからと言って貸してくれた。
もともとはドラマが先にあって、そのノベライズ版らしい。

そう言われて読むと、たしかにドラマっぽい展開。
文章も台詞が多用されていて、ドラマっぽい書き方。

癌の治療薬を巡って、研究者と患者と大学と政治家と警察とマスコミとが錯綜する話。

すらすら読めて、まさに娯楽作品な感じだった。

0
2009年10月07日

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