【感想・ネタバレ】竜の雨降る探偵社のレビュー

あらすじ

昭和の新宿。「雨の日だけ営業」と噂される、元神主・水上櫂の探偵社をめぐる物語――。幼馴染の慎吾が「近ごろ、会社に間違って届く郵便物が多くて、受付の女性が困っている」と櫂に相談した数日後、その女性は失踪して……(表題作)。◎友の死を悼みつづける女の真意を見抜く「沈澄池のほとり」。◎破格の待遇で募集されたカメラマン採用試験の謎に迫る「好条件の求人」など、四作品を収録した連作短篇推理小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

戦後の新宿にある探偵社が舞台の短編集。
全体的に優しい雰囲気で静かな湖面を想わせる物語。リアルとファンタジーの狭間に在る感じが好みかな。
友人のために大切なものを躊躇いも後悔もなく捨てた櫂の気持ちが温かい。
子供の頃から自分を気遣ってくれた慎吾の幸せを思う気持ちが伝わってきた。
干拓されてしまうけど、湖面は二人の中で静に波打ち続け、色んなものを運んでくれると思う。

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2016年06月03日

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