【感想・ネタバレ】引かれ者でござい―蓬莱屋帳外控―のレビュー

あらすじ

智勇度胸を懐に、韋駄天のごとく諸国を駆け抜ける影の飛脚たち。憂国志士をかたる無頼漢から商家のドラ息子奪還に挑む鶴吉。烏合の衆を率いて、河川増水で閉ざされた帰路を切り開く、宇三郎。そして、弟のように育てた次郎吉を迎えに上総を訪れた治助は、男の逞しい成長と世の変遷を肌身で感じる。血を熱くする活劇。胸に灯点す人の情。志水辰夫第三の黄金期を示す、三作を収録。

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Posted by ブクログ

ハードボイルド時代小説の第2弾。『引かれ者でござい』『旅は道連れ』『観音街道』の3話を収録。蓬莱屋の裏飛脚が、訳ありの依頼を受け、諸国を駆け抜ける。

前作の『つばくろ越え』の方が活劇シーンが多く、面白かった。面白さが感じられないのは、蓬莱屋の生業が詳しく描かれていないためだろうか。

また、これまで読んだ志水辰夫の時代小説では『夜去り川』が一番面白かった。

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2015年06月12日

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