あらすじ
いつの時代にも怪物と呼ばれる人間はいた。その怪物たちに果敢に切り込み、隠された本心を引き出したジャーナリスト田原総一朗の総決算ともいうべき渾身の力作!!!
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Posted by ブクログ
昭和偉人伝という感じか
政界、経済界、文化人枠の3カテゴリから偉人をピックアップしている
普通の偉人伝と少し違うのは、全て著者である田原総一朗氏の実体験からのエピソードとなっている事か
「このように言われている」ではなく「実際にこういう話をした」というようなエピソードになっているのだ
全て興味深いエピソードであったが、一番はやはり田中角栄先生だろうか
田中先生というと、ロッキード事件の黒いイメージがある人も多そうだが、最近は再評価されて先生の本が多く出版されている
この本でも、「記憶力の良さ」や「豪胆に見せて実は繊細な神経の持ち主だった」といったポジティブな評価であった
現代の日本ではこういった人たちは少なくなったように感じる
ネットの広まりで、出る杭打たれる日本文化が強く出るようになり、こういった人が淘汰されているのか
あるいは私が知らないだけで、どこかにこういった人はいるのか
しかし、もはやそれでは日本という国を揺るがせるようなインパクトのある人間ではないか。。。