【感想・ネタバレ】キシャツーのレビュー

あらすじ

うちらは、電車通学のことを、キシャツー、って言う。部活に通う夏休み、車窓から、海辺の真っ赤なテントにいる謎の男子を見つけて……微炭酸のようにじんわり染み渡る、それぞれの成長物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

高校は電車(とバス)通学だった。
高校1年の時は特に授業の始まりが早いこともあり、朝の電車に間に合わせるのに随分苦労したものである。(何しろ深夜ラジオファンだったもので…)
それでも、早朝の電車に揺られながらハヤカワSF文庫読んだり、毎日出会う綺麗なお姉さんに目奪われたり、随分楽しかったことを覚えてる。

この本に出てくるようなキラキラしたものはなかったかも知れないけど(なんせ男子校だった上、俺映画ヲタ・アニヲタ・深夜ラジオファン)今でも電車通学してる学生たちがでっかい部活カバンの中から単語帳など出してきて勉強しあったり、パンをむさぼってる姿を見ると、なんだかホコホコしてしまうのである。

あっ、この本の感想…
さすが小路作品、きっちり納めるとこに納めたって感じの読んでいて安心できる1冊。元気いっぱいキラキラしてる高校生たちの、でも本人たちがそれぞれ色々抱えているものを彼らなりにしっかり咀嚼しようと模索している姿が良い。彼らの親世代となってから読む(多分小路さんもそこをターゲットにしてると思う)と、もうキラキラさしかない、気持ち良い小説

しょーもない注文をつけさせてもらうなら、多焦点ではなく主人公を一人に定めた単焦点(できれば山田はるかちゃん)で読んでみたかった

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2015年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

田舎×青春。…良い予感しかしない!そう思って購入しました(^_^)予感はズバリ的中!田舎のほのぼのとした、ゆっくりとした時の流れに、一両編成の「キシャ」が走るんですよ?登場人物1人1人キャラが色濃くて、登場人物が多い本によくある「…これ誰だっけ?」が全然なかったです。(まぁ、多いって言うほど多くもないけど…)悩みながら、もがきながら、未来に向かって、それぞれの道をあるいていくような、なんかむずむずするというか、甘酸っぱい?というか、そういう感じがして、「青春小説」のいいとこを、そのまま詰め込んだ感じの小説でした。

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2016年12月04日

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