【感想・ネタバレ】シラノ・ド・ベルジュラックのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 前から気になっていた本。
 初めてのフランス劇。シェイクスピアに慣れているので、最初の群衆劇に「一体どう始まるのか??」と不安になりながらも、言葉の選び方・翻訳の仕方はシェイクスピアに負けず劣らず。
 若干のネタバレをしていたので、シラノの態度(あるいはツンデレにも見えるような?!)に悲しみを持ってしまった。報われないのにそばにいるって言わないけど素敵だな。
 

0
2020年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

少し文体が独特なため
初めて戯曲を読む人には
お勧めはできないかな、という感じです。
中身は面白いですよ。

たといシラノのように
腕が立ち、立派な人間にすら
弱さがあるのです。
それは「醜いほどの鼻」だったのです。

シラノは従妹のロクサーヌに恋心を
抱いていたのです。
ですがそのコンプレックスゆえに…

それは、彼の言葉を借りた青年によって
見事成就はするものの
その青年も死んでしまうのです。

なんと言うか、悲しいです。
少しの本当の勇気がシラノにあれば
よかったのに…

0
2015年11月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

戯曲・脚本形式はあまり慣れなくて最初はとても読みづらかったのだけど、読み進める内に詩の形を取った言葉の応酬が小気味良く感じられる。

シラノはもちろんのことクリスチャンも高潔な魂の持ち主であることは疑いようがなく、彼らの三角関係は悲劇となるのだけれども、その最後は粋な男の生き様を示すもので胸がスカっとするのだった。

シラノがべらんめぇな江戸っ子口調であるのは訳の結果そうなったのだろうが、実に上手くハマっていたように感じた。

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2013年08月11日

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