あらすじ
「ハイ、救命センターの当直です」「24歳の女性なんですが、眠剤を多量に飲んで意識がないんです」「わかりました。すぐ搬送してください」消防署からの依頼である。救命救急センターの電話は、途切れることがない。死ぬか生きるか24時間態勢で取り組む救命救急センターの若き青年医師と、看護婦、そして患者が織りなす、心温まるドキュメンタリー。
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Posted by ブクログ
まだ看護師のことを看護婦と
言っている時代の話で違和感があった。
患者の悪口言ったりしててなんだか
受付してた時を思い出して懐かしくなった。
Posted by ブクログ
救命センターであったであろう医師と看護師、患者のやりとり。たまに看護学生。小話3ページくらいのが集まった文庫本。
看護師新人の時に理解できなかった諦めるまたは死を待つという決断が少し腑に落ちた。
時々出会う、この著者のような医師は人間味にあふれて熱いけど冷静だと思う。冷静な判断が時に冷たく感じてしまっていた昔の自分の思いと重ねながら読め、まだ若かったあの頃いた現場を思い出した。
医師も看護師も人間で患者も人間。当たり前のことなのに忙しい毎日でそれを忘れていってしまってる、または疲れ果てて仕事の魅力を失いかけてる医師看護師さんに読んでもらいたい。
あと看護学生。リアルだけどさらっと書かれてる文章は現場の空気、グロさはあまり感じ取れないがきれいごとばかりの仕事ではないことがよくわかると思う。
医師や看護師は高給取りでいいよね、偽善、と思ってる人にも読んでもらいたい。
ぶっ通しで読むとちょっと飽きたので、★3つにしました。
この方の文庫ほかのは小話ではないようで、お手軽に読みたい方にオススメだと思います。