【感想・ネタバレ】背徳のマリア 下のレビュー

あらすじ

歪んだ愛が導いた研究の末、優秀な外科医である黒崎結城は、弟である和巳に子を宿らせた。和巳には知らせないまま、結城は一人ほくそ笑む…。「私はお前と一体になりたいんだ」結城の屈折した愛情表現が行き着いた先にあるものは――? 幻のデビュー作、書き下ろしも収録して堂々完結。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

背徳のマリア上 から続き

自我を壊さなければならないほどの愛が2つ
どちらも産声を待っている

混沌とした闇でも必ず光を感じる
そんな世界観です

何が正しいとか何が過ちとか、そんな事はどうでもいいのです。愛する人が幸せを微笑みで伝えてくれていれば。

根底に深い愛があって、言葉にしない、表に出さないけれど、深い深いただ幸せを祈る愛があるから悲惨にならないのだと思いました。
ただ穏やかに、やっと穏やかに。
いつまでもと祈る気持ちが沸いてきます。とても愛しい作品になりました。

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2021年02月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これはもう狂気としか言いようがないと思う。
上巻も重かったけれど、下巻はさらに思いと感じました。
狂ってしまう描写や、呆けてしまう描写は変にリアリティがあって寒気がしました。執着心が恐ろしかったです。
後日談として、また少し続きが読みたいと思いました。綺月先生、いつか書いてくださればいいののにな。

ですが、読み終わるとどっと疲れがきます。精神的にも肉体的にも余裕がる時に読むのが一番良いと思いますよ。

0
2012年03月06日

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