あらすじ
2年連続過去最高益を更新し、絶好調のマツダ。ガソリン車でハイブリッド車並みの低燃費を実現する「スカイアクティブ」技術を搭載したクルマは、いまや高級輸入車と販売で競い合うほどのブランド力を持つ。2000年代初頭につぶれかけたマツダがなぜ大復活を遂げられたのか。その秘密は、ライバル会社を手放しで褒めたり、自社のクルマの良さを社員に体験させる研修をしたり、オモロイ人たちが生き生きと働ける企業風土にある。設計・開発や生産など担当者へのインタビューから浮かび上がってきた、仕事で成果を出すための7つの鉄則を紹介する。
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Posted by ブクログ
2016年、27冊目です。
ここ最近、マツダを取り上げた本が発行されていますが、
この本はいわゆる「自己啓発」のカテゴリーから出版されています。
今迄の本は、マツダのエンジニアリングに光を当てた本でしたが、
この本は、仕事の進め方、といっても若手社員のチップス&テクニックではなく、
マツダのビジョン、仕事に取り組んできた考え方を取り上げています。
マツダ役員等から聞かれる車創りに対する考え方を、改めて整理し鉄則として、
仕事を上手く進めるための自己啓発本という位置づけで書かれています。
開発担当役員の藤原さん、人見さん、デザイン担当役員の前田さんを始め、
たくさんの開発、生産エンジニアたちが、マツダのデザイン、開発、生産について、信条を語っています。
ただ文章表現はインタビューのやり取りを、あまり編集せずに書かれているようで、
ある意味「言いたい放題」のような感じを受けるところもありますが、まあ、それはご愛嬌ということでしょう。
マツダの車創りは、ある意味少し濃い人たちに、牽引されているんだと改めて認識しました。
おわり
Posted by ブクログ
仕事の鉄則というよりは、オルタナティブな車作りを展開するマツダのビジネスを紹介している本。
インタビュー形式。
世界的な量の経済を追い求める流れとば別の方向を考え、ドライビングプレジャーを重んじる車作りをするマツダ社員はとても楽しそうで、ハッピーな気分になった。