【感想・ネタバレ】決闘者 宮本武蔵(上)のレビュー

あらすじ

美作国宮本村の牢人の子に生まれ、父の敵平田無二斎に養育された弁之助は、激しい独習を積んで無二斎に勝ち、宮本武蔵と名乗って武者修行の旅に出る。僧・沢庵の草庵に草鞋を脱いだ青年武蔵は、扶桑第一と称される吉岡道場の当主吉岡清十郎に挑戦した。剣聖でもなく、野人でもなく、ただ剣において勝つことのみにその生涯を費やした兵法者、宮本武蔵。作者独自の視点から武蔵を造形する長編。

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Posted by ブクログ

主人公はもちろん宮本武蔵ですが、真田主従もちらっと出ていますので、はい、主従見たさに買いました……。

とはいえ、それを抜きにしても、相当面白いですこの本。
続きが読みたくて仕方ない、という本に、久しぶりに出合いました。
次から次へと武蔵の前に強敵が現れ、その勝負の行方が気になって気になって……。
吉川英治の「宮本武蔵」も学生時代読みましたが、あちらは精神的な世界を描いているのに対し、こちらは本当に「決闘者」としての武蔵になっています。
もちろん、それに伴い「精神」の強さも語られますが。

おなごが、いともあっさりと犯されてゆく展開は、ちょっと苦痛かな。
そのへんは容赦ないです。

真田主従の方は、これは、立川文庫の佐助ではないですね。
「赤い影法師」の佐助寄りかな。
幸村はだいたい、どの話でも同じような性格をしていますが。
相変わらず物静かで、腹黒そうです(笑)。

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2009年10月04日

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