あらすじ
今や日本の食文化と言っていい駅弁。全国各地で駅弁大会が開かれテレビや雑誌の特集も花盛り。しかし、その一方で、駅弁屋さんは年々減る一方で、実は冬の時代といえます。しかし、そんな状況で勝ち抜く企業の取り組みには、ビジネス全般で役立つヒントが盛りだくさん。駅弁ファンだけでなく、一般のビジネスマンにも勉強になる一冊。
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Posted by ブクログ
ホームや駅舎内で売ること、売れ残りは即ロスになること、生ものは基本入れられないこと、など厳しい条件下で販売合戦を繰り広げる「駅弁」。それぞれの名物駅弁はどのように企画され、厳しい競争を勝ち抜いたのか?
例えば、横浜駅のシウマイ弁当は、東京から1時間足らず、という地理的なハンディキャップの中で生まれました。上りなら「あと1時間がまんして東京でご飯を食べよう」下りなら「東京駅で弁当を買って行こう」となるところ、地元中華街の象徴的な食品であるシウマイをメイン食材に選び、冷めてもおいしいごはんを開発し、ならではの味を実現したそうです。
ビジネスのヒント、駅弁に結晶していると思います。
それぞれの駅弁に、「コンセプト」「マーケティング」そして「物語」があります。