あらすじ
美声の子爵令嬢アリアは川の畔で歌を奏でていた。するとそこにアドニスと名乗る青年が現れ、二人は共に似通った境遇ですぐに打ち解け、たびたび会うようになる。ある日、川の畔で二人は甘く淫らな時を過ごし愛し合う。だが、アリアはいとこのシャロンから、アドニスが残忍かつ冷酷と噂される『黒侯爵』なのでは、という話を聞かされ……!!
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収まるところに
濡れ場の冒頭だけ読むと黒公爵と揶揄されるアドニスが悪役のように見えて、アリアがかわいそうになってくることこの上ないですが、最終的にはハッピーエンドなのでご安心を。
男のわがままに付き合わせられる女性側からしてみればたまったものではないですが、嫉妬心や不安を拭い、包み込んであげられなければ愛なんてものは成立しないのかもしれません。とはいえ、アドニスは過剰といえば過剰な気もしますが……。
流れとしてはロマンチックで、情愛深い物語だと思います。いつもと少し変わった刺激がほしかったら、読んでみるのをお勧めします。