あらすじ
日本から世界をリードするイノベーションを起こすのに必要なものは、考える力がある人材。そんな人をいかに育むか。シリーズ大前研一通信特別保存版第9弾は、グローバルに考えることができる人材を育てるために、国際バカロレア(IB)教育の可能性とインパクトを紹介。日本の教育を「教える」から「考える」ものに変革し、武器としての頭脳を磨く必要性を説く。前半は日本の教育の現状と問題点を抉り、後半では国際バカロレア(IB)教育の具体的な導入の動きを探る。
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Posted by ブクログ
子供から大人まで、とにかく”ものを考えない”
ネットが普及し、情報にアクセスすることが簡単になるにつれ、人々の間に”ネット万能感”が広がり、ネット上の情報に”たどり着くだけ”で満足する人が増えてきた。人間は疑問を抱き、それに基づいて「なぜ?」と質問して、初めて考えることができる、それが、人間に与えられた特権であり、人間しか持ちえない知性というものだ。
必要な人材は2タイプに分かれる
一つは、できあがった秩序を誠実に守るタイプ、もう一つは、突き抜けて新しい秩序を描き、特定の分野で世界を征服するような野望を持つタイプである、社会をしっかり支える人間と、秩序を破壊する人間だ。彼らの共通点は学校教育ではなく個人教授を受けていること、目指すべき世界のレベルが「見える化」されていることにある。
IBとは? 札幌で何が起きている?世界的に飛躍しているプログラムが国際バカロレア(IB)である、IBは、1968年にスイスのジュネーブで設立された独自の教育理念に基づく非営利の教育機関。