あらすじ
崔国の皇太子・叡綜に仕える女官の沙羅は、人間と花仙との間に生まれた娘。花仙が持つ〈伴侶の玉〉を叡綜に奪われたせいで彼の命令に逆らえなくなってしまった。日々、叡綜のいじわるに耐えていた沙羅は、叡綜が皇帝位を継いだ際に、妃候補の情報を探るために後宮に乗り込んだ。だが、後宮に渦巻く“陰の気”を関知した沙羅は、叡綜と共に後宮の女性たちをめぐる陰謀に巻き込まれて…!?
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Posted by ブクログ
おもしろかった。
一気に読めた。
適度に煌びやか。
傍からみればどう考えても両思いな2人が
ぐるぐる両方片思いしているお話。
まあ、当然ななりゆきにきゅんきゅんにまにま。
え?12歳の少女を誘拐監禁、さらに4年も養育!?
いや、光源氏やろっ!
とゆーつっこみも、当人が三拍子どころか5、6拍子そろってるイケメンくんなので許されるのです。
いやーここが少女ライト小説のお約束。
それに光源氏ちゃんはさっさと手を出してますが、
こっちは一応当人の了解得るだけの自律心はあるようなので
断然いい男ですね。
意地悪な皇帝と花仙
ヒロインが花仙ということで可憐な美少女かと思いきや、ヒーローの意地悪に耐えて育ったせいで逞しい性格のヒロインでした。(外見は美少女です!)
前半は、ヒーローである皇帝の身勝手さと意地悪さに腹を立てて読んでいましたが、後半は想いの強さがわかり良かったです。
半分人外のヒロインはまっすぐな性格で、とても好感が持てました。