あらすじ
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本書は、実際の開発現場の必要性から生まれた実践的な状態遷移設計の指南書です。
学術的な状態遷移の理論書とは一線を画し、実際の組込みソフトウェア開発の現場で使われている状態遷移設計のプロセスから、詳細な記述テクニックまで、実務で状態遷移を使うために必要なノウハウが詰まった内容になっています。
実際の企業の状態遷移図や状態遷移表の設計現場では、設計資産がどうしも再利用できない、可読性が確保できないなど様々の課題を抱えています。
本書はこれらの課題の解決に一つのヒントを与えてくれる実践設計手法の解説書です。ノウハウを実際に習得するための演習も用意されているので、トレーニング書としても活用できます。
また、本書に掲載されているモデルファイルは、 TechShare(テックシェア)Booksサイトでもダウンロードができます。
多くの企業研修コースのテキストとして利用されているお勧めの書籍です。
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Posted by ブクログ
先日、組込みソフトウェア開発の仕事に関わるときに読んでおくと良い本は?という質問に推奨した本です。
でも、出版直後の2年前に一度読んだきりだったので読み返しました。大変勉強になりました。
リアルタイム系システムの状態遷移設計に必須の本ですね。
Posted by ブクログ
単にsimulink stateflowの使い方だけではなく、状態爆発や可読性を考慮したモデリングを指南している
著者が自動車部品メーカーのエンジニアのためmisraやmaabのガイドラインと照らし合わせてベカラズ紹介もしている
実践的かつ丁寧な説明
3章 StateFlowの意味論と操作
5章 可読性を考慮した記述スタイル
Posted by ブクログ
リアルタイム系では必須の刻時図(timing chart)を,
状態遷移図との連携で説明しています。
これまで,なかなかこの手の本がなかったので朗報です。
Mealy, Mooreの2つの状態機械の仕様の説明に始まり,
状態遷移表との関係に入る。
Matlabを前提としているが,Matlab以外で設計する場合でも有効なことが多い。
ps.
UMLで状態遷移図などの振るまい図が表形式でもよいとしていることについての見解があるとよいかも。