あらすじ
ヴァレンタイン侯爵の屋敷で働きはじめたシリルは、侯爵の面倒な縁談を断るため、女装して婚約者のふりをすることに。優しくしてくれた侯爵の役に立ちたいと頑張るシリルだったが、何故かお金目当だと誤解されているようで……。でも、婚約者らしくするためだと侯爵にキスをされてしまったシリルは、戸惑いつつも胸をときめかせてしまい――。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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Posted by ブクログ
とても良い作品でした。
主人公のシリルがとても良い子です。
そして、侯爵様も一見、クールなんだけれども、中身は熱い男です。
私、最初は表紙とタイトルを見て、BLだとは思わなかったのですが、それっぽくないのもまた良いなと思いました。
侯爵のお城があるのは架空の場所だと思いますが、美しい描写で描かれる風光明媚な風景が楽しめ、また心が洗われるようでした。
また、シリルのまっすぐで誠実な性格もモロ、私好みです。彼の行動にはきちんと筋が通っていて、最後まで読んでいて、清々しい気持ちになりました。
Posted by ブクログ
ヴィクトリア朝イギリス貴族物大好物です。この時代にはうるさいのでシリルが嫡出子じゃないので、どんなにスチュアートよりも血筋が濃くても後継になれないところが描かれていて良かった。
シリルが健気でいいです。貴族、ドレス、マナーハウス、メイド、執事、どれも大好物です。
この作者、牡牝間違えてる?
お話としては貴族✕平民BLとしてよくある系統なので安心して読めると思いますが、初めの方の誤りで躓きました。
犬が出てくるのですが、牡(オス)との記載がありつつ名前はクイーン。後に“彼女”と表現しています。
ひょっとして牝(メス)の間違い?校閲の人は気付かなかったのでしょうか。
「ちゃんと仕事しろー」と言いたいです(忙しい職業でしょうが、それでお金を頂いているのだから)。
あと、どうしても主人公が好きになれません。
作者さん、侯爵に勘違いさせるためだけに、こんなろくに釈明もできない馬鹿にしたのでしょうか?ストレスが溜まって仕方がない。
つい「もうコイツ○んだ方がいいんじゃない?」と素で口走ってしまいました。はっきり言ってぶん殴ってやりたい。