【感想・ネタバレ】2時間でおさらいできる戦国史のレビュー

あらすじ

戦国時代の日本はまさに波乱の時代です。ときに対立し、ときに同盟を結んで時代を動かした戦国大名たち、弱肉強食の世界をしたたかに生き抜いた領民たち、「天下統一」をめざした織田信長、農民から成りあがり全国統一を成し遂げた豊臣秀吉、天下分け目の合戦を制し江戸幕府を開いた徳川家康―。大人気、ひらがな日本史講義・戦国史篇、いよいよ開講!

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Posted by ブクログ

改めて戦国時代の勉強になる一冊です。特に応仁の乱以前の室町時代後半は知らないところが多く、とても勉強になります。著者は日本史の講師であるらしく、一つの事象の説明を時代の流れと共に説明してくれますので、とても理解がしやすいです。
後半の三大英雄、信長&秀吉&家康はとても有名なのでほとんど知っていることの確認となりますが、いくつかの新しい見解が指摘されています。例えば、関ケ原では、家康子飼いの武将達は秀忠とともに中山道にいたために功をなすことができなかった。そのために引き分けだとた小牧長久手の戦いを徳川武将が、徳川の勝利であったと後世に喧伝した、などなど。
しばらく間があくと、新しい見解が出てくるのも歴史のダイナミックで魅力的な所ですね。

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2022年09月23日

Posted by ブクログ

応仁の乱から江戸幕府誕生まで、戦国大名が群雄割拠する時代を、単に出来事を羅列するだけでなく、掘り下げてたどる。織田信長が天下統一の手前まで行ったのは、色々な要因があった。鉄砲隊を並べたからだけじゃない。

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2017年05月21日

Posted by ブクログ

歴史って、やっぱり面白い。改めてそう思わせてくれる1冊です。

「2時間でおさらいできる」というタイトルから、最近歴史に興味を持ち始めた我が子にも分かりやすく教えてあげられるのではないかと思って購入したのですが、気づいてみれば自分が楽しんで読んでいました。

「歴史」と聞くと、どうしても学生時代の暗記科目という辛い記憶がよみがえるという方も多いかもしれません。

確かに僕も、膨大な人物の名前(特に読んだこともないような文学作品とその著者名の羅列とか、わざと覚えにくくしてるんじゃないかと思えてしまうような古代ローマ帝国の皇帝の名前とか)を覚えるのが本当に苦痛でした。

でも、大人になり、試験のためという足枷が外れてからというもの、歴史を学ぶということが本当に楽しくなりました。

昔の人々がどんなことを考えながら、どのような暮らしをしていたのか。

有史以来、あちこちで繰り返されてきた戦争はどのような背景で始まり、どのような経過を辿って終わったのか。それによって人々の暮らしはどう変わったのか。

我が家の近所にも歴史上の遺産って結構あるじゃん、などなど。

僕が好きなのは、人物に着目して深堀していく読み方です。「なぜ謀反を起こすことになったのか」「なぜ圧倒的な戦力を有しながら、戦いに敗れたのか」といった背景を知っていくことによって、ものすごく身近な存在に感じられたり、ますます興味を覚えたりすることが多いです。

本書は、戦国時代の幕開けである応仁の乱前夜から始まり、江戸幕府が開かれ、島原の乱が鎮圧されてようやく世の中に平和が訪れるまでの約200年を一気に概観し、様々な「なぜ」に答える形で知的好奇心を満たしてくれます。

あくまでも概観するだけなので、もっと詳しく知りたくなったり、別の視点に触れてみたくなったら巻末の参考文献にあたるというのもありです。

子供たちに読んで聞かせてあげる時間は当分なさそうです(笑)

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2015年08月22日

Posted by ブクログ

戦国時代の歴史をざっとおさらいできる一冊。最近、「すぐにわかる」まとめ本が流行っているが、これもその類。ただ-年に何があったというのではなく、戦国大名同士の関係性や出来事を時間軸でも把握できるのはありがたい。歴史初心者よりは、少し歴史が分かってきて、頭の中を整理したいという読者にオススメの本。

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2019年03月25日

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