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Posted by ブクログ
10月。3年生でクラス対抗の大なわとび大会が行われることになった。もちろん全員参加。男子と女子でわかれ、一人ずつ大なわに入り、全員がそろって飛んだ回数で勝ち負けを決める。
ぼく(橋本そうた)は大なわとびが苦手だ。
入るタイミングがつかめない。入ってからも上手く飛べない。
一番の仲良しののぼるは、大なわをまわす係のたいちやその子分みたいなようすけと一緒にいて、ぼくのことを笑っている。
お父さんが大なわの練習を手伝ってくれた。夜の公園で、ジャングルジムになわをくくりつけて練習してみる。
練習ではゆっくりのペースで、ちゃんとできた。
でも、学校のなわをまわすペースは早い。飛べないのはぼくの他に田中くん、女子の中根さん。中根さんはすぐ飛べるようになった。
ぼくはイライラして、話しかけてくれたのぼるにも八つ当たりをしてしまった。
土曜日、田中くんとお姉さんが来て、一緒に大なわの練習をした。田中くんは飛べるようになった。
ぼくは・・・
大なわが苦手なそうたの気持ちがわかる。そして、その頑張りがいい。『しゅくだいさかあがり』とともに。