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学校の行事で、クラス対抗の大なわとびをすることになった。体育の時間、早速練習が始まった。ところが、大なわとびなんて簡単にできると思っていたのに、なわに入るタイミングが全然つかめなかった。「何してんだよ! 早く入れよ」たいちの声がひびいた。体中がかたまって、まわっているなわが何本にも見えだした。パニックのまま、ぼくは大なわにとびこんでいった……。家に帰って大なわとびの動画を見ていたら、お父さんが「練習してみるか?」と、声をかけてくれた。お父さんはなわをゆっくりまわして、なわに入るタイミングを教えてくれた。すると、何回か練習してたらすんなり入ることができた。次の日、待ちに待った大なわとびの練習が始まった。今度こそはうまくとべると思っていた。ところが、お父さんがまわす大なわよりもはやいスピードに、また足が止まってしまった……。苦手なことに取り組む主人公の心情を、丁寧に描いた幼年童話です。
Posted by ブクログ 2018年08月16日
10月。3年生でクラス対抗の大なわとび大会が行われることになった。もちろん全員参加。男子と女子でわかれ、一人ずつ大なわに入り、全員がそろって飛んだ回数で勝ち負けを決める。
ぼく(橋本そうた)は大なわとびが苦手だ。
入るタイミングがつかめない。入ってからも上手く飛べない。
一番の仲良しののぼるは、...続きを読む
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