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夏休みに、さかあがりの宿題がでた。友達のさとしと一緒にさかあがりの練習をしたけれど、一度もできなくてさとしに八つ当たりしてしまった。もうさかあがりなんて、どうでもいいやって思った。練習なんかするもんかって思った。次の日、友達がプールに行こうと誘ってくれたけど、行かなかった。お父さんが心配して「さかあがりはできた?」と聞いてきたけど、適当に答えることしかできなかった。でも、心のどこかでずっとさかあがりのことが気になっていた。さかあがりなんてどうでもいいはずなのに、気がついたらぼくは公園に向かって走っていた。公園のてつぼうを見て、もう一度さかあがりの練習をしようと思った。すると、そこにさとしが来てくれた。さとしのお兄ちゃんから言われたコツを頭に入れながら、必死に何度も何度も地面をけって練習をした。すると、重かったおしりがすっと軽くなって……。努力することの大切さを描いた幼年童話。
Posted by ブクログ 2017年08月08日
「さかあがりができない子は、夏休みのしゅくだいにする」
ゆうたは逆上がりができない。他のスポーツはなんだって得意なのに、逆上がりはできない。
でも、夏休みの終わり、逆上がりの宿題を思い出して頑張って練習する。
友達のさとしが練習につきあってくれた。けど、失敗ばかりのゆうたは、ついつい、さとしに文句を...続きを読む
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