【感想・ネタバレ】「やる気脳」を育てる 子どもの脳がぐんぐん育つのレビュー

あらすじ

脳が「やる気」を出せば、子どもは伸びる!

目的があれば、小学生でも勉強する。子どもは、ほめられたことが好きになる。好きになると好循環が起こる。こういうことにはすべて脳科学の裏付けがあります。小さな成功体験を繰り返すと、決断力がつく、というのも本当です。
脳の働きですから、誰にでも平等に起こります。それを上手に使えるかどうかは、親を含めた周囲の環境に左右されます。
バラエティ番組で大人気の澤口先生は、実は超一流の脳科学者。本書では、脳が「やる気」を出すようになる理論とコツをわかりやすく紹介します。親に知識があるかないか、ちょっとした工夫をするかしないかで、子どもの「やる気」が大きく違ってきます。この本を実践して、ぜひ子どもの脳を育ててください。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

脳科学的知見から、幼児の教育について書かれた本である。幼児の脳教育についての本であるが、IQ偏重型の脳教育本とは違い、HQという人間性知能を重視している点が特徴である。「未来志向的行動力」と「社会関係力」をIQに加えて重視しており、単なる頭の良さだけでなく、人間性の部分も脳教育の一つとして重要であると説く。
著者の『幼児教育と脳』よりも、非常に易しい文章と内容で、具体的な方法についても記述してある。要所が太字にもなっているので、著者の主張を手っ取り早く知りたい人は本書の方がおすすめである。しかし、より詳しく正確に理論まで知りたい人には、本書は物足りないので、『幼児教育と脳』の方も読むことをすすめる。

本書内容で驚いたのは、子どもの叱り方についての部分である。幼児が攻撃的な言動などの悪いことをした際、「なぜそんなことをしたの?」などと愛情深く接した方と、有無を言わさず即座に懲罰ボックスに閉じ込めるという方の比較実験についてである。後者はその後の攻撃言動がゼロになったのに対して、前者は攻撃的言動が目立ったという結果になった。前者の叱り方の方が良いと思っていたので、これにはかなり意外性があった。禁止規範には、ノルアドレナリン系の「即時効果」を利用するのが基本とのこと。

0
2020年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

HQ(Humanity/Hyper-Quotient - 前頭連合野の
諸機能を総称した知性。)について。
前頭前野は人格や理性のかなめであり、人間性を作る
上で最も重要なもの。
前頭前野を育てるには努力したら褒めること。
HQには三回の臨界期がある(2~8歳、12~19歳、
19~25歳)。
HQの育成にはワーキングメモリが不可欠。読み・書き・そろばんが有効。
8歳まではとにかく褒める。でもしつけも必要。適度なステレスは脳の発達に良いらしい。

0
2016年10月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙に見たことのあるオッサン・・・
「ホンマでっか!?TV」ほか、いろんなテレビ番組に登場している澤口先生の本です。

IQよりも大事なのはHQ(人間性知能・生きる力や社会性)
ワーキングメモリを鍛えることが大事

ということがまるで「ホンマでっか」の一言情報のように章立てされて構成されているので読みやすく、楽しく読めました。

なかでも「幼少期にきちんとしかることの大事さ」をきちんと書いてくれていたのがうれしい。他の本では「叱らない」ことが大事と言われてなんとなく違和感を感じていた中、ちょっと安心しました。
(というか私は叱りすぎかもしれませんが・・・^^;)

0
2014年03月07日

「学術・語学」ランキング