【感想・ネタバレ】八月の降霊会のレビュー

あらすじ

届けられた一通の手紙。「降霊会のお知らせ」――。すべてはそこから始まった。富士山麓の山荘に集められた一見何の接点もない人々。降霊会、それは単なる娯楽でしかないはずだった。しかし、霊媒師の口から出てきたのは、誰も知るはずのない招待客の秘された過去。死体、人骨、異様さを増していく山荘。降霊会に絡んだ忌まわしき意図とは? 招待客の点が思いもよらない線で結ばれた時、すべての謎が明らかになるサスペンスフル・ミステリ!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

好きな作者だったので。

資産家の戯れなのか。
山の別荘で開かれる降霊会に招かれ、
いや金と力にものを言わせ集められたのは、
誘拐犯を父に持つメイドに至るまで過去に秘密を持つ者ばかり。

はたして霊媒師は「本物」なのか、
誘拐され戻っていない男の子はどうなったのか、
資産家のも目的は何なのか。
そして、殺人。

最初のあたりは、
名前がでてこないシェフが怪しいと思ったら、
やはり他の人物と関係があったか、とか
これが伏線なのか? これも手掛かりなのか?と
きりきり舞いしながら読んでいた。
途中から心霊要素が強くなってからは、
さらにちょっとついていけなくなる。

探偵役の主人公だと思っていたのに、
ちょっと衝撃的な結末だった。

0
2022年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホラー的な要素を盛り込み、科学的な(人為的)な解釈で問題を解決する
ミステリーはこれまでに何冊か読んだが、本書はまったくその逆のパターンで結末をむかえた!!!

降霊会という霊的な要素満載で物語は進み、手記という形でますます
霊の仕業的な話にもっていくのだが、探偵役により一旦は理路整然とした
解釈がもたらされ、事件解決!と思わせるのだが、最後に全てが超常現象による話であることが明らかにされる。

たぶん、こんなパターンは初めてなので読後スッキリ感がなかったのだが、これはこれでかなりのドンデン返しで、だまされた爽やかさがある。

0
2013年11月08日

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