あらすじ
届けられた一通の手紙。「降霊会のお知らせ」――。すべてはそこから始まった。富士山麓の山荘に集められた一見何の接点もない人々。降霊会、それは単なる娯楽でしかないはずだった。しかし、霊媒師の口から出てきたのは、誰も知るはずのない招待客の秘された過去。死体、人骨、異様さを増していく山荘。降霊会に絡んだ忌まわしき意図とは? 招待客の点が思いもよらない線で結ばれた時、すべての謎が明らかになるサスペンスフル・ミステリ!
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Posted by ブクログ
好きな作者だったので。
資産家の戯れなのか。
山の別荘で開かれる降霊会に招かれ、
いや金と力にものを言わせ集められたのは、
誘拐犯を父に持つメイドに至るまで過去に秘密を持つ者ばかり。
はたして霊媒師は「本物」なのか、
誘拐され戻っていない男の子はどうなったのか、
資産家のも目的は何なのか。
そして、殺人。
最初のあたりは、
名前がでてこないシェフが怪しいと思ったら、
やはり他の人物と関係があったか、とか
これが伏線なのか? これも手掛かりなのか?と
きりきり舞いしながら読んでいた。
途中から心霊要素が強くなってからは、
さらにちょっとついていけなくなる。
探偵役の主人公だと思っていたのに、
ちょっと衝撃的な結末だった。