あらすじ
明日の仕事が楽しみになる!エッセイ集。
働く女性向けファッション誌『Oggi』の連載エッセイ(2013~2015年)が一冊の本になりました。エッセイは、仕事や人間関係、暮らし、人生に悩みながらも、ひたむきによりよい未来を見つめる、20代後半~30代女性読者への手紙のように書かれたもの。働く女性の現在にやさしく寄り添いながらも、自身の豊かな経験や確固たる思いをまっすぐに綴っています。その潔さにハッとさせられ、新たな視点を学び、また明日からガンバロウ!と前向きになれる珠玉の言葉が満載。女性に限らず、すべての働く人におすすめの、何度も読み返したくなる一冊です。
2014年12月に『暮しの手帖』編集長を辞して、2015年4月、クックパッドに入社、7月に新メディア『くらしのきほん』を立ち上げた著者。自身の仕事が大きく変化する時期にリアルタイムで綴られたエッセイとしてもファン必読!
【ご注意】※この作品はカラーのページを含みます。
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Posted by ブクログ
この人の本は初めて読んだが、全体的にとても心地良い文章だった。
一編一編が短くて、気軽にサクッと読める。
非常に読みやすかった!
いい言葉がたくさんあるな〜と思い、書き留めたもの多数。
だが、中盤くらいかな、ちょっと価値観が合わないなと思うこともあった。
(「勝負服を着るよりまず痩せろ」みたいなことが書いてあったが、各々の事情で痩せたくても痩せられない人が世界にはいるのだ…)
それでも、キラキラと輝く宝物のような言葉にたくさん出会えた気がする。
以下、好きだなと思った言葉↓
「見つける」ということは、感動するということだ。今日一日、感動が多ければ多いほど、それだけ「見つける」ことができたということだ」
「人でもモノでも、目に見えていることがすべてではない。自分のことを贔屓目(ひいきめ)に考えてみると、目に見えないすてきなところや、自信のあるところ、いろいろな秘密があるはずだ。そういうものは、ぱっと見では見えない。」
「いいところを見つけられたら、それは自分が第一発見者であり、自分だけの「好き」になる。そういう「好き」は、一生の宝ものだ」
作者の友人の言葉
「恋愛よりも仕事のほうがずっと簡単なのさ」
「不安と寂しさが消えることはないんだ。だったら、そんな不安と寂しさを愛してみてはどうかな。
そう、自分の弱さを決して嫌いになってはいけないんだ…」
「疲れてしまったり、小さなことで傷ついたり、心が折れてしまったりして、自分ではどうしようもなくなることもある。そんな時、僕は自分が自分らしくなれる場所に行くことにしている。自分をリセットできる場所。弱ってしまった自分を、ちょっとの間、逃がしてあげるような場所」
作者より一つ年上の女性の言葉
「おしゃれに一番大切なのは姿勢だと思うの。何を着ていようとも、背筋を伸ばして胸を張って歩くことじゃないかな」
「手紙の束は僕にとってお守りです。上手く言えませんが、この手紙の一通一通は、僕を励ましてくれたり、僕を認めてくれたり、僕を必要としてくれているものばかりなのです。だから、自分がもうだめかも、と思った時に見返すと、がんばろうと思えるのです。いわばこの手紙の束は、たくさんの僕の味方なんです」
「楽しさとは、自由であることなんだ」
「僕が気をつけていることは、できるだけ相手と対話することだ。この対話の時間がなくなると、何かと問題がくすぶってくる。あなどってはいけない」
アン・モロウ・リンドバーグの「海からの贈物」に書かれたサン=テグジュペリの言葉
「愛というのは、互いに相手の顔を眺め合っていることなのではなくて、同じ方向に二人で一緒に目を向けることなのである」
「自分に寄り添ってくれる人が欲しいなら、まずは自分から寄り添うことを大切にしなければいけない」
賢者の言葉
「何かを変えたければ、まずは先に自分を変えること」
「暮らしを豊かにしたいなら、まずは料理をはじめてみればいい」
「仕事も暮らしも、人と人との関係にも、この法則は当てはまる。そう、やめたらだめなんだ。続けること」
「「やめずに休憩」という考え方です」
「自分以外の人は皆、自分に何かを教えてくれる先生である」
「大好きなものごとで行き詰まったら、一度離れてみるのも方法だと実感した。勉強、仕事、人間関係、すべて同じかもしれない。時には離れる勇気も妙薬になるかもしれない」
ある人の言葉
「今どこを鍛えたらよいか知ることですよ。みんなそれを知ろうとしないから、なかなか強くなれないんです」
「絶対大丈夫と、あきらめないことだ」
「まずはなんでも受け入れる。いわば、信じてみる」
ビスケットの包み紙に書いてあった言葉
「嫌なことやつらいことは貯めることができて、いつでも、しあわせなことを起こすために使えるのです」