【感想・ネタバレ】T.R.Y. 北京詐劇のレビュー

あらすじ

1915年、辛亥革命から4年。革命政権は崩壊、軍閥は政敵を次々に暗殺し、政権を強奪した。ヨーロッパでは世界大戦が勃発、列強は中国を巡りうごめいていた。そのころ、天才詐欺師・伊沢修は、袁世凱に極上の中国料理を給仕していた。料理の褒美として、伊沢が中華民国大総統に願い出たのは、ある遺跡を発掘することだった――。上海、北京、徳島。稀代の陰謀家を権力の座から引きずり下ろす、世紀のペテンの幕がいま、切って落とされた!

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Posted by ブクログ

実在した人物である袁世凱をターゲットにしたコン・ゲーム。
史実とフィクションを絶妙に組み合わせた展開と、壮大な詐欺の手口が丁寧に描かれています。歴史を曲げずに詐欺の成否をどう描くかが鍵だと思いながら読んでいましたが、なるほどという結末に納得です。
力作と呼ぶに相応しい一冊でした。

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2012年01月29日

Posted by ブクログ

今更ながら展開がおもしろい。
正直前作があるからけっこうパターンはわかります。

でもそれをきにしないだけのおおきなネタ。
大物を一般の人間がだます。
これだけでもわくわくしますものね。

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2012年01月28日

Posted by ブクログ

とっても面白かった「T.R.Y.」の続編。

今回は、主人公伊沢修が中国を舞台に
袁世凱を騙そうとするコン・ゲーム小説。
物語自体はフィクションなのだが、
現実のノンフィクションとうまく融合していて、
本当に歴史上に起こった出来事のように楽しめる作品です。

ラストのどんでん返しは、前作程ではないものの、
途中の過程は充分楽しませてもらえます。
文庫本500ページを超える大作ですが、
ストレスを感じることなく
次の展開に期待しながら読むことのできる
エンターテイメント小説だと思います。

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2011年08月26日

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