【感想・ネタバレ】赤崎水曜日郵便局のレビュー

あらすじ

◆巡り合うはずのない“他人の日常”とのちょっと奇妙な出合い◆
1週間の真ん中の水曜日は人々の日常であふれています。
全国1億2千万人の水曜日は実にさまざま。
そんな「水曜日の物語」を綴った手紙が
熊本県南部の海辺にある小さな町に届きました。

知らない誰かの「水曜日の物語」が流れ着き
知らない誰かの元へ旅立つ洋上の赤崎水曜日郵便局。
手紙を通じた一期一会。

ささやかな希望と奇跡をお届けします。

【赤崎水曜日郵便局について】
水俣エリアである熊本県津奈木(つなぎ)町は、水俣病の被害地域であったこともあり、芸術文化による地域再生に取り組んでいる。その一環で始まったのが赤崎水曜日郵便局。町内の小さな岬・赤崎の海の上の小学校(廃校)に設置された小さなポスト。そこに全国から無作為に「水曜日の出来事」を書いた手紙が届き、それを別の参加者に転送する「片道書簡」形式。内容は家族や仕事のこと、恋愛、友達のこと、そして病や災害のこと......。「人」との交錯だけでなく、動物やモノとの出合いや別れなど、ごくごくささやかで日常的、しかし劇的な出来事が綴られており、手紙の交換を通じて人と人をつないでいく。これまで5000通以上の「水曜日の物語」が集まり、テレビやネットなどで全国的に大きな反響を呼んでいる。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

こんなに心動かされる体験があるのだね
内容が悲しくも嬉しくもないのに自然に泣いてしまう手紙もあった
あの日あの授業を受けたときのあの気持ちから一年経ったけど、このプロジェクトを知れてよかった
大事な大事な本になりました

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2020年06月16日

Posted by ブクログ

自分の何気ない水曜日の事を手紙にして、この赤崎水曜日郵便局宛に出すと、他の誰かの何気ない水曜日が書かれた手紙が自分に届くという、ワクワクするプロジェクト。
随分前に読み終えていたのですが、私も実際手紙を出してみたので、手紙が返ってきてからレビューを書こうと思っていました。
そして、手紙を出して3ヶ月以上経って、すっかり忘れていた先日、やっと誰かの水曜日がうちにも届きました。
なんというか、ほんとになんてことないのに、なんでこんなに心がぎゅーっとなるんでしょう。
みんな、こういう日常を積み重ねて、いいことも嫌なことも乗り越えたりやり過ごしたりしつつ、他の誰でもない自分を生きていくんだよなぁと、胸がいっぱいになります。
もう終わってしまったプロジェクトですが、是非またこういうのがあればいいなと思います。

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2016年09月02日

Posted by ブクログ

『「他人の日常」はこんなにもささやかで、こんなにも劇的』

こちらは2013年6月~2016年3月「赤崎水曜日郵便局」に実際に届いた手紙。全国各地から届く「水曜日の物語」。
この企画をもとにして生まれた森沢明夫著「水曜日の手紙」を読んで手に取った1冊。
毎日少しずつ読み進めていました。
8歳~91歳までが綴った数々の手紙のほんの一部。
見開き右ページに直筆の手紙コピー。そして左側に読みやすく印字された本文。

日本のどこかで自分と似たような思いをしてる人がいて、全然違う環境で暮らしている人もいて、数えきれないほどの他人の日常がある。
正直、何の関係もない誰かのなんてことない手紙がこんなに心にじわりと沁みるなんて予想外。
知らない誰かだから話せる。本音の言葉が綴られているから感じ入るものがあるんでしょうか。

「手書きの手紙」から感じられる“温もり”や“味わい”を久しぶりに感じました。
やっぱり良いものですね。「手書きの手紙」ならではの温もりや、便箋を選ぶ楽しみ、封を開ける楽しみなども久しぶりに思い出しました。

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2023年04月05日

Posted by ブクログ

森沢明夫さんの水曜日の手紙を読んで、その存在が本当にあった事を知りました。残念ながらもう参加出来ないけれども、、、と思っていたら実際の手紙を読むことが出来るこの本を手に出来ました。
会った事のない人の水曜日を知り、自分の水曜日も知らない誰かに手紙で読んでもらえます。
普段、道ですれ違う誰かにも人生があり、日々の暮しがあるのを分かっていてもつい忘れてしまいます。
皆がそれぞれの水曜日を迎えている。それを少し知れるだけで元気がもらえます。不思議です。

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2023年01月31日

Posted by ブクログ

初めて知りました。だけどもう終わってしまったアート企画。
熊本県の小さな海辺の町の廃校を利用した郵便局で、週の真ん中、水曜日を題材にしたお手紙を全国各地から送ってもらって、また見ず知らずの方にそのお手紙を届けるという。

書き手の人生が垣間見えるし、ほぼどのお手紙も優しい言葉が連ねてあって温かい気持ちになりました。

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2018年07月29日

Posted by ブクログ

水曜日に起こった日常を、見知らぬ人に送り、また見知らぬ人の日常を知る片道書簡プロジェクト。この本では送った手紙を掲載しているので知らない人の日常を垣間見ているようで面白い。読後ほっこりするのでおすすめ。

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2016年09月16日

Posted by ブクログ

海の上に建つ旧赤崎小学校を写した写真がとても綺麗でした。
知らない誰かの水曜日の物語が流れ着き、知らない誰かの元へ旅立つ洋上の赤崎水曜日郵便局。
当時このプロジェクトを知っていたなら参加してみたかったな、と思いながらもどんな人のささやかな水曜日も、私に受け止めきれただろうかと思うと、こうして一冊の書籍になったものをつらつら読むのがよかったかもな、と思いました。

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2023年10月22日

Posted by ブクログ

見知らぬ誰かへの手紙を出すと、見知らぬ誰かから手紙が届く

掲載している101通の手紙はどれもその人の日常が見え隠れするものでしたが、あえて1通紹介するとしたら家族への恨みを書き綴った1通
静かに、だけど深く、暗くたしかに燃え燻っている心情が香った

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2021年09月10日

Posted by ブクログ

手書きの手紙も載っているんだけど、威力すごいね。想いが紙に伝わって、それが貰った人にもわかる。これまでにふとした事で出会った人達のことを思い出した。
たまにペラペラとページをめくってみたくなるような本。

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2020年08月07日

Posted by ブクログ

1週間の真ん中の水曜日、あまり記憶に残らない、過ぎていく日常。「自分の水曜日のできごと」を手紙に書いて海の上のポストに送ると「誰かの水曜日」が代わりに届く。そんな不思議なつながりを生むアートプロジェクトがありました。この本には知らない誰かから届いた「水曜日」の手紙が紹介されています。ささやかでいてドラマティックな日常の光景が心に残る一冊。

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2019年09月11日

Posted by ブクログ

いろんな人たちの「水曜日」が詰まった一冊。

こういうの、いいですねぇ。
何気ない日常がある。
特別な日がある。
ほっこりとした喜びがある。
やるせない思いがある。

鹿児島でも実現するのかな?

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2018年04月02日

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