あらすじ
結婚をして家庭をもち、夫のために食事を作る、そんな平凡な生き方が、自分の求める幸せの形だと早映は思っていた。恋人・卓之の叔母の結婚パーティで、麻紗子と再会するまでは……。麻紗子の奔放で自由な生き方に、反感を覚えながらも、自分の中に同じ欲望があることに気づく早映。卓之、彼の叔母・優子、優子の夫……。それぞれが幸せを求めて、模索していく様を描く長編恋愛小説。
...続きを読む唯川恵作品の中でも、ストーリー展開にこれほどまでに引き込まれて読み進めていってしまうほど、面白い作品です。将来設計を考え始めなければいけない年頃の女性心理や行動は、自身の中にある本質的な欲望を知った時に変わっていく…。読み始めは、いつもの唯川作品らしく柔らかですが、終盤に近付くにつれ読む速度が速くなってしまうくらい話の先が気になります。結末まで読んで余韻に浸りながら、自分は主人公と同じ選択をできるだろうか。と考えてたり、自身の中になる本質的な欲望を受け入れたとき、自分自身はどうなっていくのだろうと考えてしまう、女性にとっては、自分自身に置き換えて楽しめる作品です。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
タイトルに全てが繋がった
結婚してる身としては正直共感がたくさんあった…
麻紗子の死は本当にびっくりしたが麻紗子の生きた方ってかっこいいと思う自分さえいた
優子と卓之には正直引いた
早映は結婚前に沢山自ら選びベッドに男と入ったがそれによって得るものと代償がまさかですごかった
一気に読んでしまった
早映にとっての幸せってなんなんだろう
結婚したがこの先またポワゾンに行ってしまうのではないかとソワソワした
ポワゾンではなくても夫婦生活で辛いとき現実逃避してしまうのではないかと思った
人は二重人格
Posted by ブクログ
集英社文庫のナツイチ、2008夏の一冊に選ばれていました。
集英社のWEBには、BOOKNAVI 書籍試し読みのサイトがあり、見出しの1ページ程度の本文が掲載されています。
芝木卓之から結婚を申し込まれた早映の物語。
小綺麗なワンルームのマンション、会社の自分専用のデスクやキャビネットは、結局は自分のものではなく、借り物にしか過ぎないという記述と、結末の非日常的な状況との格差が多いい。
自己実現のあり方を描写しようとしているととるか、自分には関係のない話だととるかで、面白さが変わるかもしれません。
自己実現しようと思えば思うほど、他者の自己実現を受け入れなくてはならないところに追い込まれていく。それを了とできるかどうか。
Posted by ブクログ
幸せになるためには結婚すべきと決めつけているサエちゃん、そう決めつけるのもどうなのよと思うけど正直自分もそう思ってる節あるよね。。。優子とタクユキの関係もこわい。。。でも結局結婚しちゃうのね、サエちゃん。わかる気がするよ。でもその方が平和な人生。平和な人生がいいのかはわからないけどね。愛には少し足りない、というタイトルがぐっとくるぜ。