あらすじ
1922年、ロンドン近郊。戦争で男手を喪い、母とふたりで暮らすフランシスは、生計のため広すぎる屋敷に下宿人を置くことにする。広告に応じたのは若い夫婦、レナードとリリアンのバーバー夫妻だった。家の中に他人がいる生活に慣れないフランシスだが、ふとしたきっかけからリリアンと交流を深めていく。公園でのピクニック、『アンナ・カレーニナ』の読書、そして互いの過去を知りあうことで……。いつしかふたりの女性に芽生えた感情は、この物語をどこへ運んでいくのか? 心理の綾を丹念に描いて読む者を陶酔させる、〈このミス〉〈週刊文春〉第1位作家・ウォーターズの傑作!
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Posted by ブクログ
上巻と下巻ではかなり趣が違います 女性間のロマンスから殺人事件に… ただ 殺人を犯した意図は明らかにされていません、それに女性二人がその後 どうなったかも… そういう色々と謎を残したまま終わってしまいます ですが、そこがまた魅力になっているような気もします 下巻は一気読みでした…
Posted by ブクログ
終盤で必死になるフランシスに不安になる。
リリアンが言ったように、スティーヴィーがこぼしたように、フランシスはすでに一度、愛する人との人生を選ばなかった。
うーん、下巻はどうなるんだろう。
幸せになる未来が見えない。。