あらすじ
比良木忍は兄といっても、血の繋がりはない。義理の兄だ。竹蔵は後妻の連れ子として、比良木家に迎えられた。兄はいつも冷たく汚物のように、竹蔵を見下す。深い嫌悪と憎悪に満ちた射殺すような視線。毎日毎時毎秒、兄に殺され続けていた。竹蔵は兄に欲情していた。ある晩、竹蔵は正体を偽って兄の寝室に忍んだ。義姉の香水を身につけ、兄の目を覆い隠す。そして、己の欲望の猛るままに兄の体を貫いた……。義理の兄弟、禁断の愛と確執を描いた衝撃作。
※『薫りの継承【上下巻セット・単行本未収録イラスト付】』も配信中です。重複購入にご注意ください。
レストランオーナーの弟×エリートの兄。
義理の兄・忍を密かに想い続けていた竹蔵は、忍の息子にそそのかされ、妻のふりをして兄を犯してしまいます。深く後悔し、兄と距離を置く弟。しかし、弟の経営するレストランにやってきた兄は、自ら目隠しをし、弟を誘います。
いかにも堅物そうな兄が目隠しという免罪符を得て、弟とのセックスに溺れる姿は淫靡そのもの…!さすが中村明日美子先生だぜ…と唸ってしまいました。
社会的地位のある同性同士、そして兄弟という重い枷を背負いながらも、獣のように求め合う2人……言葉もなく、心の触れ合いすらないのに、互いを求める感情だけが痛いほど迸っていて、胸が苦しくなりました。
「エッチ」というより「官能的」という言葉の似合う作品。比類なき明日美子ワールドにぜひ浸ってください♡
感情タグBEST3
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えっえ
うそ!ここで終わり?!めっちゃ気になる!
てゆか、子どもあざといな!
父親と叔父の行為を見てるとか…
なんかすごい世界観で引き込まれた。
さすが中村先生です。
Posted by ブクログ
弟表紙の下巻だけ登録してたんだけど、せめて本棚だけでも一緒にさせてあげようと、お兄様も連れてきました(笑)
下巻予告っぽくーー(ネタバレ?)
目隠しという免罪符で身体を繋いだ兄弟。
その罪が白日の下に晒されたとき、
彼は真実、彼を愛していることを認めた。