【感想・ネタバレ】未来警察殺人課[完全版]のレビュー

あらすじ

三課――殺人課とは、殺人事件を捜査する部署ではなく、殺人を行う部署である。科学技術の発展とテレパシー能力者の存在により、殺人願望を抱く者が事前に察知されるようになった“第二の地球”では、殺人事件は起こってはならないものであり、ゆえに刑事たちの使命は殺人を起こす可能性のある者を強制的に排除することである。しかも刑事たちは全員、かつて殺人願望に取り憑かれ、一度は社会から排除された人間たちだった。短編の名手・都筑道夫を代表する傑作SFミステリ連作全15編を1巻に収めて贈る。/解説=辻真先、鏡明、日下三蔵

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Posted by ブクログ

あらすじは非常にかっこいい。ハードボイルド的な展開もしみる。だが、ディテールがやけに古臭かったり(未来なのに誰も携帯電話を持っていない)したのは没入感を妨げた。あと、長編でもいけそうなネタを勢い良く短編で消費してしまったりはもったいないなあと思う。私設殺人課とか。

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2017年02月17日

Posted by ブクログ

Psycho-Passと設定が似ているとのことで読んでみたけれど、まったく別の作品でしたね。(当然だけど。)SFでハードボイルドな刑事ものということで、これはこれで面白かったのだけど、Psycho-Passがいかに面白かったというのを再認識することになってしまった(^^;未来警察殺人課敵な流れから、ディストピアものへとうまく融合させたよなぁ。と…。およ、なんか全然関係ない感想になってしまったぞ( ゚Д゚)

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2016年08月20日

Posted by ブクログ

私はアニメ「PSYCHO-PASS」が好きなので、おそらくその制作のもとになったであろう本書に興味が沸き、読んでみた。
70年代半ばから80年代半ばにかけて連載されたものをまとめたものなので、さすがにディテールに古さを感じるが、面白さは全く色褪せていない。SFというよりも、ハードボイルド色やトラベルミステリ色が強い。
エロチックな表現に初めは辟易してしまったが、情熱的な殺人描写や思いがけないどんでん返し、巧妙な世界観設定に惹かれて、グイグイ読めた。
あとがきでは日本SFの黎明期をわずかながらも垣間見ることができるので、そこも必見。

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2015年10月09日

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