あらすじ
世界シリーズ累計2000万部突破。マカヴィティ賞受賞の警察小説シリーズが待望のカムバック!
★深夜3時にロス市警殺人課の警部補デッカーをたたき起こした電話。それは残虐な多重殺人を告げる第一報だった。被害者は土地開発で財をなした大富豪ガイ・カフィー。30万平米もの私有地にそびえる要塞のような豪邸で、ガイと妻、警備員2名とメイドが殺され、長男が瀕死の重体で見つかったのだ。デッカー率いる特捜班は現場から消えた警備員の行方を追うと共にガイの周囲を洗いはじめるが……。
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Posted by ブクログ
デッカー警部補の第十三弾。
小さなヨーロッパの国ぐらいの敷地に、
テニスコートにプール、馬場、滑走路をそろえた
不動産経営の一家が襲われ、
夫と妻が警備員と共に射殺され、
息子の一人がかろうじて命を取り留める…
という大事件ではあるが、それどころではない。
よちよちしていたハンナが、一人で学校へ行っている!と思ったら、十六歳になっていた。
あまり細かいことを気にしない読者の自分でも、
読み飛ばせず調べたら、
五冊分翻訳が飛ばされていることが分かった。
酷すぎる。
このシリーズは、事件と家庭のバランスが、
家庭に寄りすぎているのを少々不満に思っていたものの、
シンディの結婚も引越しも、息子二人の成長過程もすっ飛ばされるなんて。
それ以外にも、リナが絵画の相続をしたりとちょこちょこと聞いたことがない話が飛び出てくる。
(下巻へ)