あらすじ
女であることが至上の一族に生まれ、最後の砦だった性の異形再生にも失敗したハイクラス種ナナフシ出身の歩は、卒業まで性交渉しないと約束させられ、一族を追われる形で星北学園に入学した。目立たないことが取り柄の自分は、誰にも必要とされないと途方に暮れていたそんなある日、ハイクラス種オオムラサキ出身の大和と寮で同室になることに。野性的な大和に憧れていた歩は胸を高鳴らせるが、大和とその従兄弟の寝取りゲームにまきこまれ、強引に体を開かれてしまう。すると、禁忌を破った歩に思いがけない変化が!?
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
人間とムシが融合した世界の話、ムシシリーズ。
オオムラサキ起源の高校生×ナナフシ起源の高校生
毎回、色々なムシの性質をキャラに落とし込むなぁ、と感心するのですが、今作はオオムラサキの寝取り寝取られ設定と、ナナフシの擬態設定。
ムシシリーズといえば力の強いハイクラスと弱いロウクラスの存在ですが、今回のカプはハイクラス同士。
とはいえ、受けの歩は地味で存在感薄く、ハイクラスでも序列が下位の存在。そんな歩を、学校一可愛いとかわいがるゴケグモの双子、スオウとチグサ。攻めの大和より好きだった…。
樋口美沙緒先生にしては重痛くないと評判の作品。
Posted by ブクログ
ムシシリーズもついに5作目です。
1作目が出たときには、私自身もここまで息の長いシリーズになるとは思いもしませんでした。
そしてこんなシリーズになってくるとも、思ってもいませんでした。
良くもなく悪くもなく、でも確実に自分の中では勢いの衰えている作品、という印象です。
今作も前作に続き、ハイクラス同士ですが、上位種ハイクラスのオオムラサキ×下位種ハイクラスのナナフシです。
ナナフシって、あれでしょ……理科の教科書とかに出てきた棒みたいな、なんか細いやつ。
その細いやつな受は、もう教科書の説明の通り、擬態することが特徴なので、とにかく目立たないです。
地味です。控えめで健気。そして不憫。
男であったことから家族からも邪険にされ、分かりやすく言えば性転換の治療にも失敗し、絶望の末に全寮制の高等部に進学……と大好き要素もつまりまくりだったんですが、そこまで萌えませんでした。
いや、萌えるには萌えたんですが、主に脇役萌え?
受に纏わり付く双子のゴケグモが可愛くて可愛くて、こっちの恋愛要素が見てみたい(3P以外で)
で、肝心の攻と受ですが、攻はめずらしくさわやか君ですが、寝取り寝取られ体質というオオムラサキの特徴はそのままに、本能に抗えないのどうのと悩んでるところに、地味な受があらわれ……。
レイプしちゃった挙げ句に受の秘密を知ってしまい、責任とって付き合う、結婚もしようか、みたいな感じで攻が暴走気味、まぁ見事に受の心ガン無視というムシシリーズ典型の攻でした。
定番のすれ違いによる両片思いですが、なんでこんな大好き要素なのにそこまで萌えなかったかってと、女体化なんですよ。
私ファンタジー大好きですし、妊娠出産ものも割と平気なんですが、これね、もう完全に女体化前提の話になってて、だったら女の子でいいじゃん、と思ってしまいました。
何か前回も同じような感想言った気がしますが、今後はこの展開で突き進むのかな?
だったら、ムシシリーズじゃなくてムシ妊娠シリーズでいいんじゃ……と、思ってしまうくらい、何だかあまり共感もできず、俯瞰的に遠くから二人を見つめてた印象。
とにかく脇役が光ってます。
ゴケグモ双子に攻の従兄弟と幼なじみ、定番のマヤマヤと澄也。脇の魅力が強すぎて、受かすんでます。
あ、でもそういう性質のムシなので、霞んで正解なのか?
とにかく、もうそろそろ妊娠ネタは満腹かな、と。
女の子の穴まで登場してきて、、何だかす~っと熱が引きました。
Posted by ブクログ
★3.5。
うーん、やたらエロ設定に持っていこうとしているのが残念。攻めの寝取り寝取られ体質だけ活かしていただければ良かったです。受けは処女奪われてからは、3日置きにsexしないとダメとか、薬の副作用で女体化するとか…お腹いっぱいになった。淫乱になっちゃうのも。
今回の虫の生態やらの説明前置きが上滑りしちゃってなかなか頭に入ってこない。そこを越えれば、いつもの虫学園です。
やたらフェロモンに左右される人たち…これはこれで大変ですね。だって、気持ちに関係なくTPO関係なくムラムラしちゃうんですもんね。
今回は基本皆んな良い人。とくに毒蜘蛛双子くん。むしろ攻めだけ虫のいいヤツでした(笑)