【感想・ネタバレ】見捨てられた女神のレビュー

あらすじ

私は見捨てられる運命……。母からも、恋人からも。

クリスマスで賑やかな世間を逃れ、雪山へやってきた助産師のミランダ。危うく遭難しかけたところを、通りすがりの男性ジェイクに救われ、彼の家で一晩を過ごすことになった。男らしさと優しさの同居するジェイクにいやおうなく惹かれる一方、もう誰かと関係を築くことなどできないとミランダは思った。この人生、私は見捨てられ続けてきたから――実の母に、そして恋人に。ジェイクへの想いを抑え、翌朝、彼女は何も言わずに彼のもとを去った。ところが同じ日、ミランダが新しい勤め先の病院へおもむくと、彼女とともに働く産科医として紹介されたのはなんと、もう二度と会うことはないと思っていたジェイクだった!

■魅力的なヒーロー像で大人気のサラ・モーガン。本作には翻訳者の森香夏子さんも「最も完成度が高い」と大絶賛するジェイクが登場します。孤独なミランダの悲惨な暮らし向きに驚いた彼がとる行動とは? ハンター3兄妹シリーズと『冷めた情熱』(I-2387)の関連作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とても良いお話でした。

ヒロインのミランダは母親が16歳のときに生まれ、その後、母が再婚した義父に邪魔者扱いされ、自分をあまりにも過小評価するようになりました。
誰からも必要とされない、取るに足らない存在だと思い込み、それがトラウマとなったのです。
そんな彼女は妊娠した挙げ句、恋人にも捨てられ、クリスマスの日に一人、孤独に雪山さまよっていました。遭難しかけたところ、ジェイクと名乗る誠実で優しい男性に助けられます。
それが二人の出会いでした。

ジェイクの正体は、実はミランダが派遣の助産師として働き始めた先の病院の産科医だったのですが、、、
医師で山岳救助隊の肩書きを持つ、素敵なイケメンとの出会いがミランダの孤独だった人生に一筋の光を投げかけます。
一体、ジェイクって、どれだけ出来た男性なんだと思わずにはいられないほど、女性にとっては理想を具現化したような男性ですね。
優れた知性を持ち、腕の良い医師でありながら驕ることなく患者からも慕われる、忍耐強く誠実で優しい。
ハーレは様々なパターンの物語りを読んできましたが、恐らく、彼はその中でも類を見ない素晴らしいヒーローだと思います。
ただ、敢えていえば、こんな素敵な理想を絵に描いたような男性が現実に存在するとは思えないのですが、、、

クリスマス、ミランダに起こった優しい奇跡は、ジェイクがもたらしたものでした。
きっとミランダが妊娠していた子供だけでなく、二人の間はたくさんの子供たちが生まれ、末永く幸せに暮らしたことでしょう。
「見捨てられた女神」よりは、まさに「クリスマスの夜のシンデレラ」のタイトルの方が似合いそうな現代のお伽話です。

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2018年12月05日

Posted by ブクログ

おまけで☆5
ヒロインが幸せになれてよかった~と思えるすごく良い医療もの
懐広くてひたむきに守ってくれるヒーローがたまらない!!

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2016年01月11日

Posted by ブクログ

4.5

『片思いに終止符を』『失恋に終止符を』『ひとりぼっちに終止符を』のハンター3兄妹シリーズ関連作品。

『冷めた情熱』のあと。

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2016年02月21日

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