【感想・ネタバレ】【電子特別版】ゼロ! 熊本市動物愛護センター10年の闘いのレビュー

あらすじ

飼い主に見捨てられ、行き場をなくした犬や猫が、保健所で悲惨な死をむかえる―。ペットブームにひそむ現状を「しかたがない」で終わらせず、「殺処分ゼロ」を目標に立ち上がった熊本市動物愛護センター。無責任な飼い主に対する職員たちの奮闘が始まった。決して夢物語ではないことを十年がかりで証明した、彼ら独自の取り組みとは? “闘う公務員”たちを追う、リアルストーリー。電子版には「熊本市動物愛護センター日々の風景」として写真を追加収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

動物保護の現状について詳しく知りたいと考え、この本を手に取った。なぜなら地元で30年間動物保護ボランティアをしている女性に話を聞いたから。

★動物の引き取りを依頼する身勝手な飼い主の言い訳一覧
・歳をとって番犬として使えなくなった・かわいくなくなった
・吠える・噛む
・経済的に厳しくなった
・引っ越しで飼えなくなった
・世話が面倒臭い
・最期を看取るのが辛い etc..

★思いついた対策
・犬税。将来的には安易に動物飼育をする人は減るだろうが、現状捨て犬の増加が懸念される。
・マイナンバー制度とマイクロチップを連携させ、飼育歴に基づき動物倫理の有無を可視化する。経済状況、転居の可能性、動物倫理の有無を検討し、基準を満たしていれば飼育が可能になる。
・アニマルポリス

★概要
・現場の大変さとやりがい
・動物管理センターから動物愛護センターへ名称変更
・去勢不妊手術、迷子札
・闇のペットビジネス(ペットショップ、ブリーダー)
・保健所=殺処分イメージを払拭
・居住空間の衛生面向上
・殺処分の苦しみ軽減(ガス→注射)
・獣医師の矛盾、命を救うのではなく殺さねばならない仕事
・メディアの活用(写真、収容時期・場所、性格、特徴)
・安易な引き取りはしない
・安易な譲渡をしない
・動物を飼う事の責任や知識の周知徹底
・譲渡会の実施
・業界内の情報共有と連携、相互理解
(行政、動物愛護団体、ペットショップ、トリマー)
・野良猫問題

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2018年04月19日

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