あらすじ
■ちょっとした書類のやりとりで、他社と差をつけたい
■営業トークが苦手……しゃべらないでお客様の信頼をつかみたい
■いつものあの人に感謝の気持ちを伝えたい
■好きな人に告白できない……
■文房具が大好き!
そんなあなたに――書くコミュニケーションのススメ!
近年、パソコンや携帯メールによるコミュニケーションが普及し、ちょっとした連絡はもちろん、お礼やお詫びなど礼儀を求められる事柄までも、「メール1本」で済ませる傾向があります。
しかし、人づきあいにおいて大切なのは、手間を省くことではなく、「ひと手間かける」こと。実際、品格本ブームに代表されるように、手書きで礼状をしたためるといった大人のアナログコミュニケーションが見直されています。
仕事の相手に送る資料にひと言メッセージを書きくわえたり、気のきいたポストカードを見つけたらお世話になっている方に宛てたり、季節のご挨拶状を送ったり……
そんなことを日常的に行っていると、自然と相手との距離がぐっと縮まり、コミュニケーションが格段とスムーズになり、喜び、感謝されるようになります。
本書が教えるのは、時間をかけずに、日常的に楽しみながら書くことができて、これから先もずっと継続していける「ひと言書きの知恵」。簡単に、だれでも今すぐはじめられるアイデアばかり。「拝啓」「敬具」「貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」「平素は格別のご高配を賜わり」などの形式張った書き方は、本書では一切出てきません。
書くうえでの最低限の心得から、一筆箋・カード・筆記具などのアイテムの上手な選び方から、手書き文字を立派に見せる秘訣、やわらかい印象を与えるための文例集まで、「書くコミュニケーション」を楽しみながら実践するためのヒントがぎっしり詰まった、ひとつ上をいく実用書。
ひと言書き添える。たったそれだけで、わたしたちは信頼し合える人たちに囲まれて、毎日を心豊かに過ごすことができるのです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なぜか読んでいてわくわくして,思わず行動に起こしたくなる一冊。この本を読んだ週末に万年筆を買いに行ってしまいました。一言を書く事への抵抗に対する作者の言にも励まされる。
Posted by ブクログ
201204/
読み手を幸せな気持ちにさせる”魔法の言葉”を添える/
たくさんの幸せが舞い込みますように/
今日も明日も、たくさんいいことがありますように/
実り多き一年になりますように/
素敵な春になりますように/
おだやかな気持ちで、新しい季節を迎えられますように/
気持ちよい朝を迎えられますように/
静かな夜を迎えられますように/
ご家族のみなさんとともに、楽しい毎日を過ごせますように/
心豊かな時間になりますように/
安心して仕事にのぞめますように/
すっきりとした気持ちで、日々を過ごせますように/
リフレッシュして、新たな人生の第一歩を踏み出せますように/
毎日笑顔で楽しく過ごせますように/
チャンスにたくさん恵まれますように/
読んでうれしい時候のあいさつの例/
1月:(冒頭)今年はどんなお正月でしたか。よいお年をお迎えになりましたか。数日前に積もっていた雪がだいぶ溶けはじめました。そちらの雪の様子はいかがですか。(結び)今年もよい1年になりますように、心からお祈り申し上げます。/
2月:(冒頭)2月になりました。まだまだ寒い日が続きますね。春の訪れが待ち遠しいこの頃。お変わりありませんか。(結び)まだまだ寒さ厳しき折、どうかご自愛ください。/
3月:(冒頭)一雨ごとに春らしくなってきました。今年はお花見できそうですか。そろそろ春物のお洋服がほしくなります。○○さんはいかがですか。(結び)季節の変わり目ですので、どうかご自愛ください。/
4月:(冒頭)春らんまんの季節になりました。お花見はなさいましたか。そちらの桜はいかがですか。きっと見事に咲いているのでしょうね。(結び)春を満喫できるといいですね。/
5月:(冒頭)さわやかな季節になりました。ゴールデンウィークは楽しく過ごされましたか。新緑が美しくなりました。ドライブにはいい季節ですね。(結び)春先の疲れが出やすいこの時期、心身ともにおだやかな日々をお過ごしくださいませ。/
6月:(冒頭)雨降りの日がつづきますね。変わりなくお過ごしですか。暑さと寒さが交互に訪れ、体調管理が難しい時期。風邪など召されていませんか。(結び)夏に向かって、元気に過ごしたいものですね。/
7月:(冒頭)梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、いかがお過ごしですか。この時期、観葉植物に水を差すと、一気に吸い込んでいきます。(結び)そろそろ夏休みのご予定を立てられる頃でしょうか。楽しくお過ごしくださいませ。/
8月:(冒頭)暑い日がつづきます。夏を満喫されていますか。ひまわりの花が元気に咲いています。いよいよ夏本番ですね。(結び)夏バテなどされませんように。元気にお過ごしください。/
9月:(冒頭)少しずつ暑さが和らいできました。今年の夏はいかがでしたか。セミの鳴き声がだんだん静かになってきたこの頃、夏の終わりを感じます。(結び)朝晩はだいぶ涼しく感じられるようになりました。風邪を召されませんように。/
10月:(冒頭)さわやかな秋晴れがつづいています。お月様がキレイな夜がつづいています。お月見されていますか。(結び)実り多き秋になりますように。/
11月:(冒頭)食べ物がおいしいこの季節。充実した秋をお過ごしですか。そろそろ冬物のコートが恋しくなるこの時期。いかがお過ごしですか。(結び)だいぶ寒さが厳しくなりました。お体をお大事にお過ごしください。/
12月:(冒頭)師走をむかえ、ご多忙のことと思います。お変わりありませんか。街がクリスマス色に染まっています。もうすっかり年の瀬ですね。(結び)年末に向けてあわただしい日がつづきますね。どうぞよいお年をお迎えください。/
Posted by ブクログ
オリジナルのメモ用紙を作った。一筆箋と万年筆も買った。物を返す時に使ってみた。
次はオリジナル一筆箋とハガキを作りためしておく。切手も作ってみたい!
誕生日カードを贈る。文字にメリハリを付けて大きく書く。
Posted by ブクログ
■人づきあいにおいて大切なのは、手間を省くことではなく、「ひと手間かける」こと
■たとえほんの数行でも、手書きの手紙には、ただ「手書きである」というだけで、すでに価値がある
■「自分のために、わざわざ書いてくれたんだ」という喜びが、好意
や信頼、感謝となって跳ね返ってくる
■ほんの3~5行でOK。「拝啓」「敬具」などの形式張った言葉も必要なし。
■せっかく書類や荷物のやりとりをするのに、手書きの「ひと言書き」を添えないのは、どうしてでしょうか
■手紙を書くのは「徳を積む」いちばんいい方法
■そのつど本人のお気に入りの画像を使ってメモ用紙を作成
■そもそもこうした「一言書き」は、絶対に添えなければいけないものではありません。ならば、一言添える
■A4サイズの資料を郵送するときには、まず資料をクリアファイルに入れ、次に一筆箋が資料のいちばん上にくるようにファイルに挟みます
■1.筆圧が強い、あるいは書く文字が大きい人は、罫線が少なく行 間隔が広いものを選ぶ 2.小さな文字でたくさん書きたい人や、伝えたいことがたくさんあるときは、罫線が多く行間隔が狭いものを選ぶ
■自身の名前にちなんだ絵柄のものを使ってみる
■年配の人や企業の管理職、経営者など、人の上に立つ人は、縁起も
のを大事にする傾向が強い
■書籍やCDなど借りたものを返すときに、お礼の言葉を一筆そえたりするのにも便利
■職場で上司や部下、同僚とメモをやりとりするとき、どんな紙を使っていますか。あえて一筆箋を使ってみてはいかがでしょう
■いつものメモ用紙を一筆箋に代えるだけで、職場の雰囲気がどこと
なく華やかな、人間味のあるものに変わる
■PCで発送書や納品書を作成して添えるときは、余白に一言、手書きでメッセージと名前を書き添えましょう
■人望がありがとうございます。、人間的に成熟している人はみな筆まめ
■自あらかじめ、送る相手、送るタイミングを決めておくと書きやすい
■裏面全体が写真やイラストになっている市販のポストカード
■エコーハガキといって、表面の下部3分の1スペースに企業の広告が掲載されているものもある。年賀ハガキ、かもめ~るは、期間限定で発行される「くじ」付きハガキ。eセンスカードという全面企業広告が入ったポストカードもある。
■職業柄、出張が多い知人は、ホテルに備え付けてある便箋やポストカードをコレクションし、移動中の新幹線やランチタイムの待ち時間に書いて投函してしまう
■ハガキを受け取る事自体がサプライズ
■「売り込み」フレーズは厳禁
■旧年中のトピックや新年の抱負を書くのがおすすめ
■せっかく三が日に届いても、その他たくさんの年賀状の山に埋もれてしまって、どうしても存在感が薄くなりがち。そこで年賀状の代わりに、クリスマスカードや御用納めのご挨拶ハガキを送るか、年があけて1月の半ばに、寒中見舞い状を送る方法があります。少しタイミングをズラすだけで非常に喜んでいただけます。
■誕生日当日に到着するようにポストに投函しようと思うと、毎日のあわただしさの中でついうっかり忘れてしまいがちですが、誕生月でOKと思えば、気が楽ですね。たとえば毎月1日に、その月生まれの人に送ると決めておきます。すると、一度に送れるので手間を最小限にとどめられます
■手紙好きとしても知られるワタミの渡邉美樹社長は、手紙を出すとき、必ず記念切手を貼って送るのだとか
■筆圧が強く文字を大きく書く人は、存在感のある国際交流記念切手やスポーツの絵柄の切手を。筆圧が弱く文字を小さく書く人は、より上品な印象になるように、風景画や淡い色合いのやさしいデザインの切手を選んでみてはいかがでしょう
■新宿郵便局・渋谷郵便局
■貼り方を工夫する
■お悔やみの手紙、お祝いの手紙には慶弔用の切手を貼ると、TPO
をわきまえた好感の持てる手紙になります
■手紙には5つの要素がある。①紙を選び②筆記具を選び③文章を考え④手書きで文字をしたため⑤選んだ切手を貼る
■手紙の第一印象を決めるのは、インクの風合いによるところが大きい
■お客様に契約書をサインしてもらう時用に、質の良い筆記具を1本持つことをおすすめします。
■手書きの手紙は返事を期待してはいけない
■3年ほど前、裏面いっぱいに、筆文字でたった2文字、「感謝」とだけ書かれたポストカードを受け取ったことがありますが、そのインパクトは、今でも忘れられません
■漢字をひらがなに直す
■前向きな表現にいいかえる
Posted by ブクログ
一筆添えた方がいいのはわかっているのだけれど、つい面倒になってしまう人にもすぐ使える例文が沢山載っています。どの例文も、すぐ使えそうなのがウレシイですね〜。
例文だけではなく、「一筆添える」為に必須の文具についても、紹介や提案が沢山載っています。
文具・手紙好きの方なら本を読みながら「私と同じ使い方♪」「なるほど〜」など共感できる部分が沢山あるの〜♪
共通の趣味の方に、是非読んでいただきたい本です。
Posted by ブクログ
メールも上手く打ててないのにという気もするけど、確かに一筆箋とかハガキとかはインパクトがあるし、そういうことを続けていくことで、お付き合いしたい人になれるかもしれない。
Posted by ブクログ
タイトルは「一筆添える~」になってますが、この本は現代の手書きメッセージの伝え方の極意書です。
①返事を期待しない
②返事はすぐに出す
③感情の乱れている時は書かない
④楽しみながら書く
どうしてもテクニックに走りがちな書き方の本が多い中、根本の部分である心構えから簡潔に書かれているところがイイですね。