あらすじ
むかし、狼と白鹿が恋に落ち、番になった。その血を色濃く受け継ぐ白い髪の子供は「白鹿」と呼ばれ、代々王族の番となる宿命だった――。王都を守る兵士のイルウェスはある村で幽閉されていた金色の瞳の白鹿を助け出す。やせ細り言葉も話せない白鹿に『アルタ(金色)』と名付け、二人は少しずつ心を通わせていく。美しいもので溢れる外の世界に目を輝かせる無邪気なアルタを「守ってやりたい」と願うイルウェス。だが、アルタは掟により王族に嫁ぐ運命で――…。独りの兵士と純粋な白鹿の身分違いの恋。
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先生が前書きで最初は1巻で完結する予定でのスタートだったのが、とてもそれでは収まり切らずに2巻へを続くことになったと仰っていますが、本当にその通りで壮大で素敵なお話です!
アルタがイルウェスと出会ってイルウェスのことだけを想っている姿に胸がギュッとなります
おもしろい
特殊な設定がおもしろい。
狼好きなので出てくると嬉しい。
あの場所から出れば幸せになれると思って
連れ出したのに、、、というイルの葛藤や、
イルと番いたいのに許されないアルタ。
これから一波乱ありそうでドキドキします。
とても魅力的な作品。
引き込まれる。
イルとアルタ。お互いに惹かれ、必要な存在。
一緒にいるだけでいいというささやかな願いは叶えられるのか。
呑気にレビューを書いてる場合じゃない。
続けて次巻読みます!
狼は白鹿の事を好きになっちゃうっていうのもあるけど、言語も分からない子供のような存在にあんなに好き好きって懐かれたらそりゃ可愛くて仕方ないよな。と思います。
アルタにとっての本当の幸せはなんなのか。
Posted by ブクログ
りゆちゃんの二冊目。運良く本屋さんで買えたので良かった。同人誌から始まったこのシリーズもキャラクターも増えて奥行きが随分広がっています。前作までの展開でなんとなく王宮=男性が支配する世界という固定観念があったのですが白鹿の姫様や仕える女官たちが今回とてもいきいきと描かれていたのがとても印象的でした。相変わらず衣装や動物たち、小物や背景を丁寧に描きキャラクターたちを彩っています。ストーリーや人物のビジュアルだけではなくそんな作者のこだわりがほんとうに伝わってくる作品です。
かわいい
絵がキレイだし登場人物もかわいくて好きなんだけど、白鹿の子が女の子っぽすぎる気がして…BLじゃなくてもよくない?と思ってしまった。でもお話は切なくていい!胸がぎゅっとなるし、続きが気になる。
Posted by ブクログ
初読み作家さん。フェア合わせ。
白鹿であるアルタが、初めて優しく接してきたイルをひたすら一途に慕う様が可愛い。
アルタの気持ちをよそに、国に保護されたことによって身分の差が生まれたアルタと距離を取ろうとするイル。その自制心はいつまで持つのか。できれば成就して欲しいと願いつつ、次巻へと続く。
物語は予定調和を差し引いてもアルタの健気さによる心地良さでいっぱい。とにかく可愛いいアルタに、孤独なイルの気持ちが傾いてしまうのも納得。ただ、アルタが可愛すぎて男の子である必然性がないところが気になる。女の子でも充分に成立する話なのは否定できない。あとHどころか色っぽい描写もないので、そういうのを期待していると外してしまうかも。
まっとうな純愛のお話で、絵柄も話も少女まんが的。そういうのが好きな人にはおススメできます。
Posted by ブクログ
愛しさと切なさと可愛らしさでできている…!
なにこの子(笑)
王の番ツガイとなる白鹿のアルタが、だんだん言葉を覚えていって、舌足らずに喋ってるのがなんとも萌えた。
登場人物皆、ちゃんと生きているというか物語に係わってくるので久々に長編ものの良作読んでるな~としみじみ感じた。
BLのファンタジーものって漫画より小説の方が多いし巧いけど、此は民族衣装も綺麗だし狼も上手く描いてるので、漫画として成功してると思うな。勿論ストーリーもおもしろかった。