【感想・ネタバレ】子どもの「心の病」を知る 児童期・青年期とどう向き合うかのレビュー

あらすじ

精神的な問題を抱えた子どもたちが増えている。わが子の異変に人知れず悩みを抱えている親たちも多い。だが、専門家に相談するにしても、精神科は気軽に訪れるにはまだ抵抗がある。児童や思春期・青年期という難しい年代の子どもたちの心に、いったい何が起きているのか? 発達障害、拒食症、過食症、適応障害、解離性障害、PTSD、うつ病、躁うつ病、統合失調症、ひきこもり、家庭内暴力――本書は、家庭で子どもから大人に育つプロセスを追いながら、身近によくある心・精神の問題を解説。知識や情報を手に入れて悩みの解消だけを求めるのではなく、問題への取り組みを通して、もっと深く人生について考えていくことが重要であると説く。最新の研究成果と豊富な症例、エピソードを満載し、臨床精神医学のエッセンスを細大漏らさず収録。入門書ではありながら、本書一冊のなかには、何万円もする大部の専門書何巻分ものエキスが濃縮されている。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「子どもの」とタイトルに書かれてあるが、青年期までのかなり幅広い年齢層をカバーしている。様々な疾患に対してその事例を載せており、どの疾患がどういう状態像なのかを把握しやすい。とくにうつ病の事例は他の本でもよく見られるが、躁病の事例を読めたのはよかった。ただ、新書のボリュームのせいか、事例の回復までの流れは書かれていないものが多い。

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2013年10月28日

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