あらすじ
子供への愛・恋人への愛。愛は同じでも愛の表現が違う!フランスと出会って人生が激変した草食男子の物語。 登場人物=じゃんぽ~る西・フランスと出会って人生が180度変わった草食男子。漫画家。 妻 カレン・日経新聞で日本語を覚えた。フランス人ジャーナリスト。 七央(なお)・息子。父親は母親の言っていることを(仏語)をわかってねぇなと思い始めた。 日本とフランス、同じ子育てでも全然違う? 「FEEL YOUNG」掲載分に加えて描きおろし4Pを追加した、パパママモンプチのコミックエッセイ・第2巻!
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ますますおもしろい
1巻がすごくおもしろかったので2巻も購入したんですが、
さらにおもしろくなっていました。
この種のエッセイ漫画(配偶者が外国人)は山ほどあるようですが、
西さん独特の観点と解釈がめちゃくちゃおもしろかったです。
おもしろすぎて、何度かビールを吹き出しそうになりました。
またきっと読み返すと思うので、購入しても損はないなと思っています。
異文化と外国語学習に興味のある方には特にお勧めです。
Posted by ブクログ
くすっと笑えるエピソードがいくつか入った漫画。
フランス人はお互いに意見を述べて、中立を探すというのに対し、日本人は意見を述べることすらも躊躇う。
フランスはところ構わず議論が好きだからな、と実感。
特に息子に「弱肉強食のフランスじゃやっていけない」と父が言っていた場面は何か物語っていたように感じる。
あまり〇〇人は〜と使いたくはないが、正直育つ環境の違いは大きいと思う。コミカルにそんな違いを描くことで楽しく読める。
Posted by ブクログ
妻は外で働いて、夫は家で働くだけじゃなくて育児の主人公でもある、我が家と同じ境遇で親近感を抱いたので、読みました。
2歳くらいの、大人びた言い回しが突然できるようになったり、外食先で突然うんちした(くなった)り、大人の体を登って1回転したり、テレビの話についていけなくて仲間外れにされたり、そういった「ああ、私の子もそうだったなあ」という描写に心が揺さぶられました。じーんとしました。必読!
Posted by ブクログ
日本人同士の男女でさえ価値観の溝を埋めるのは大変(そして諦める)なのに、国も文化も「違う」事を認め合っているのが素敵だと思いました。
そして今度は赤子という文化も言葉のコミュニケーションが取れない相手でも、楽しく観察して自分なりの理解と対処法を見出していくのが面白い。
特に電車内での席を譲る譲らない問題は、女性が苦しい思いをして過ごさないといけない事が当たり前で自然だと思っていたけど、全然異常な事だと知った。
Posted by ブクログ
すごく面白かった!特に言語習得のところ。大人からしてみたら悩ましい新言語習得も、子供だとこんなに早く自然にできるんだね。男性作家だからというのは偏見かもしれないけど、息子の発達にたいする着眼点が自分と違って面白い。
Posted by ブクログ
1巻目はフランス人の家庭観(夫婦観)が面白かったのだが、今回は日仏の子育て観の違いも描かれており興味深かった。そこいらのストーリー漫画よりよほど面白い。
娘がよその男の子(幼児だが)にキスされても平気なフランス人父と、青筋立てる日本人父のエピソードで、子どもを愛する気持ちは同じでも、フランス人の方が子どもをより「個人」として見ていることがわかる。そういう親の態度が子供の自立を自然に促すのかもね。フランスにひきこもりやニート(親が養ってくれて成り立つ生活形態)っているのだろうか。
西さんはカリンさんが穏やかだからうまくいっていると描いているが、いやいや、西さんにすごく柔軟性があるからっていうのもあると思うよ。日本人の男性は変なところでプライドや面子にこだわるところがあるけど、西さんにはない。そこが、愛がなくなれば即離婚の文化を持つ女性に愛された理由かもしれない。なかなか稀有な資質です。