【感想・ネタバレ】考えられないことのレビュー

あらすじ

大阪大空襲で生家が焼けたことも知らず、終戦から半年後に復員してきた兄。混みあった電車のなかで、「君、結婚は?」と声をかけてきた兄の友人は、すでに戦死していた。誰にも言うなよと言って聞かされたその話を、語っておきたい――。若き戦没者たちを哀しむ表題作など八十七歳で書かれた三つの短篇に、詩三篇、日記を付す。

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Posted by ブクログ

表題作.このような戦前と戦後間もない時期の話を書ける人がいなくなった.こういう時代があったことを忘れないことが大事だ.「歌の声」ではオペラへの愛着が迸り出た文章だ.淡々と話が進む中で,ふと考えさせられる件がとても快適だ.

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2015年12月06日

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