あらすじ
2017/10 電子書籍版update!!
・ちきりん×柳川範之「人生は二回、生きられる?」トーク ライブ・レポート!
・ちきりん×安藤美冬「私たちの未来の働き方を考えよう」
刊行記念対談2本を特別収録
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年金受給開始年齢の引き上げ、定年の延長など、働き方をめぐる環境は近年驚くべきスピードで変化し続けている。そんな現代日本にあって、あなたは20代で選んだ仕事を70代まで続けるの? 月間200万PVをほこる人気ブロガーちきりんが「人生を二回生きる」働き方を具体的に提案する人生論。 文庫版の解説、柳川範之東大教授による「明るい働き方を実現するための指南書」も収録。
〈序章〉“働き方本”ブームが示すモノ
〈第一章〉現状維持の先にある未来
〈第二章〉世界を変える3つの革命的変化
〈第三章〉新しい働き方を模索する若者たち
〈第四章〉「ふたつの人生を生きる」
〈第五章〉求められる発想の転換
〈終章〉 オリジナル人生を設計するために
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Posted by ブクログ
フォローしているインスタグラマーさんのおすすめで手に取った本。今から10年前に書かれた本だが、筆者の主張は10年後の今でも痛烈に響く内容となっている。
今の働き方、人生を見直すきっかけになり読んでよかった。
○職業人生は2回ある
一度目は20代〜 横並びの定番コースの働き方
二度目は40代〜 オリジナルの人生設計
例)
・どんな人生を送りたいか
・仕事ありきの人生にしない
・ワークライフバランスを重視
・NPOで働く
・ベンチャーに挑戦する
・好きなこと、得意なことを仕事に活かす
・定年でいきなり退職するのではなく、40代から無理なく長く続けられるような働き方にシフト
○人生の有限感
仕事が変わる、生活が変わる、収入が不安定になることへの恐れよりも、人生が終わると言う瞬間が明日にもやってくるかもしれないという危機感をもつ
○老後の資産形成にばかり捉われない
長生きの経済リスクに備えようとしてもその不安が尽きることはない。老後に備えている間に人生が終わってしまうようなことがないように。
「やりたいことを後回しにせず、自分にとって本当に大事だと思えることを優先するのは、経済的な備えばかり踏み増すことよりもよほど重要なことです」
○オリジナル人生設計のためのステップ
1.手に入れたい人生を明確にしよう
2.キャリア形成にも5つのシナリオを描いておく
3.市場で稼ぐ力をつける→著書「マーケット感覚を身につけよう」にて続編
Posted by ブクログ
大組織から個人への転換=IT革命のおかげ。
世界の中での格差は縮まっている=インド人の団体旅行など。
今は50歳までは年功序列で賃金が上がるのが普通。年功序列の理由は生計費が世代で違うから。
グローバル化でそれが通用するか。
医学の進歩で100歳は当たり前になる。80歳まで働くとすると一生で一つの仕事、は非現実的。
手に職、は市場が消えてしまう危険性がある。ペン習字など。
人間関係もストック活用には限界がある。
大企業で働く合理性と非合理性
報酬が高い、安定、雇用が守られている、仕事が面白い、キャリア形成のチャンスがある、世間の評価が高い、学習機会が多い、福利厚生が充実。
勤務時間や服装などの起立からの自由、個人生活を優先する自由、働き方の柔軟性、個人の意見を表明する自由、お列からの自由、やりたい仕事をやることの自由、形式的な仕事をやらない自由。
間欠泉的なキャリア=一定期間働いたら休む、ほかのことをする。圧倒的な能力を身に着ける必要がある。
難易度が高い資格ではなく、需要が見込まれる資格。
職業人生は2回選ぶものと考える。
「鎌倉投信」「ライフネット生命」「IT企業出身の企業」
早期引退ができないのは稼ぐと生活が派手になるから。支出マネジメントが引退可能年齢を決める。300万円の車を買うと、3年分の生活費に当たる。
長生きしたら最後は年金と生活保護、と割り切る。
やりたいことは、いつか、ではなく今、やる。
手に入れたい人生を明確にする。=やりたくないこと、嫌なことから考える。自分のやりたいことが明確になっていれば人生はすごく楽。
具体的に、どこに誰と住んで、何時に起きて、どんなことをして毎日を過ごしたいのか。旅行だけで人生を埋めることはできない。手に入れたい生活がどのくらい具体的に想像できているか。
食べていけるか、ではなく、本当に楽しいと思えるか、が大事。
一生遊んで暮らしたい、が本音でも社会の役に立ちたい、人に感謝される仕事をしたい、と言いがち。
複数のシナリオを持つ。数年ごとに見直す。
市場で稼ぐことを考える。市場に近い場所で働く。お金が見える場所で働く。市場感覚が身に着けられる仕事を選ぶ。
最近は市場から稼ぐことが容易になりつつある。
発展途上国で新聞や果物を売る子供、タクシー運転手、屋台など。日本は個人で稼ぐことが難しい国だった。ITのおかげで、それが可能になっている。
日本人が英語ができないのは、それが不要だから。必要なら身に着けられる。稼ぐためには何が必要なのか、を理解すること。