あらすじ
たった3ステップの思考法が、あらゆる仕事の基本になっている。どんなに複雑そうに見える問題も、3つのスキル「整理、分解、比較」を使って、シンプルに考えれば、すっきり打開策を導き出せる。経験豊富な外資系コンサルが、なんでも考えられる思考術を紹介。
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Posted by ブクログ
外資系コンサルの資料作成術に続く思考術の本。こちらの本の方がコンサルの実務の本質に迫っているような印象を受けた。
事実があり、それを整理して、分解し、比較して示唆を出す。これを繰り返すことで成果を出していく訳だけど、それが丁寧にステップを追って記載されている。特に事実の整理については本書の半分以上の紙幅を割いて説明されている。加えて、事実にはルール、ケース、結果があり、それの関係として演繹法、帰納法、仮説推定法の3つがあるとされている。演繹はルールをケースに当てはめて結果を導く。帰納法は各ケースの結果を見てそこからルールをつくる。仮説推定法は、結果からルールを導き出して、そのルールの正しさをいくつかのケースで検証する。このステップを繰り返すことでちゃんと考えて成果を出せるようになるという。
最後に、考える時間を長くとることが強調される。どうしても調査が終わってからとか、資料を読んでからとなって考えることが先送りされがちだが、そうではなくまず手元にある事実から考えて仮説を立てて、それを検証するというステップに変えること。そうすることで、社内やクライアントとも早期に議論をすることができるようになり、品質は向上する。要は他人の頭を使い始めるタイミングを早くできるということだと思う。自分ひとりで考えて成果を出せるのは天才でないかぎりやめた方がよく、凡人はちゃんと考える時間を確保した上で、他人のインプットを何回ももらってブラッシュアップしていくということなんだと思う。
時間を置いてまた読みたい。