あらすじ
物を持たず、豊かに生きる。朝の5分掃除、窓を開け心を洗う、靴を揃える、寝室は引き算…など、禅のシンプルな片づけ方を紹介。身のまわりが美しく整えば、心も、人生も整っていくのです。
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Posted by ブクログ
この本では掃除の本当の役目とは何かと禅寺のお坊さんに説明される。実は自分の部屋を綺麗にすると全く別の意味をもつ。仏教の根本的な考えも教わる。例えば物に対する執着の悪い影響。つまりシンプルで幸せな生活を送るための説明書である。
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枡野俊明(ますの しんみょう)著「片づける 禅の作法」、2015.10発行。暮らし、整理・整頓、生き方・哲学などを含んだエッセイです。禅に学ぶ持たない暮らし方、禅的シンプル掃除&片づけ術、暮らしが変われば生き方が変わる の3つの章立てです。いいなと思ったのは、朝の5分掃除、ひとつでもゴミを拾う。片づける気持ちよさを実感する。(自宅までの道を参道にするw)近所で、朝いつも道をきれいにされてる3人の方々にウォーキング時挨拶してますが、私も朝の掃除、真似していますw。
Posted by ブクログ
心が参ってしまいそうなときに手に取ることで、自分が何をすれば良いのかが分かるような1冊。
禅の考えとはどういうものか、その考えに従うとすれば何をどうすれば良いのかを教えてくれる。
「目の前にあることをコツコツと丁寧に行うことで、自分も自然と整っていく」というのはおそらく禅の基本姿勢であり、かつ、慌ただしい日々の中での指標のようなものになるのだ、と知った。
内容だけをみると、主婦という立場である以上少し憂鬱な気分にもなるが、優しい語り口で綴られているためであろう。
「まあ、できることから少しずつ始めてみようか」と、重い腰がすっと軽くなる。
修行僧はそれはもう厳しくするのだろうが、ちゃんと一般の人が取り入れやすくしてくれている心遣いを感じて、心も温かくなる。
読み終わった後は、身も心も軽くなって、顔を上げてまた頑張ろうと思える気がした。