【感想・ネタバレ】ホーンテッド・キャンパス この子のななつのお祝いにのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

村が秘めた過去の所業から生まれたしきたり
「7の倍数で・・・」この子のななつのお祝いに
瓜子姫の話を知る(民俗学のるつぼみたいな印象)
「瓜から生まれた瓜子姫」パクリではなく植物由来
の主人公の民話で、歌いながら機織りをするがアマ
ノジャクに騙されて誘拐・・・後のバリエーション
は多い
柿の木を登らされ墜落死
剥いだ皮で成りすまし老夫婦に姫の肉料理を喰わす
化けた天邪鬼を姫の骨から化生した鳥が告発
殺された天邪鬼の血でソバの根が赤く染まる

桃太郎・シンデレラ・猿蟹合戦・おおかみと七匹の
子ヤギ・そらまめとわらすみ・カチカチ山と同じ様
だが瓜子姫の物語は桃太郎よりも古いらしい

興味深いじゃないか(´・ω・`)

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2021年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ初の長編である本作は、瓜子姫伝説をテーマとしている。
瓜子姫ものの伝奇作品というと、私は真っ先に諸星大二郎の『妖怪ハンター』に収められている一篇を連想するのだが、本作もなかなかどうして、面白い解釈でスリリングな展開となっている。
特に、瓜子姫と天邪鬼の争いに、(片方だけが偏愛される)きょうだいをあてはめるのはとても興味深い。単に「そういう説がある」のではなく、たまたま主人公たちが滞在した時に現存する、いくつかの「きょうだいの諍い」がここに絡んでくる。
今までも、このシリーズはホラーにミステリ風味が強い作品となっていたが、今回はまさしく、ミステリであった。
ところで、私は瓜子姫の物語や桃太郎の物語で語られていないある要素が存在すると考える。
それは、「誰が桃(瓜)を流したのか?」ということだ。
マヨイガ、隠れ里などの伝説では、たいてい上流から漆器や箸などの木器が流れて来る事によって、隠れ家などの存在が主人公に知れる。(必ず木器である事から、これらの隠れ里を木地師と結びつける考え方がある)。
しかし、瓜子姫や桃太郎の果物がどこに由来するのかは、謎のままとなっている。
ならば……。
森司が(渓流の流れる)谷底に投じたあるものは、一体その後どうなったのだろうか?
……まさかね。

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2016年09月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ8巻目。映画化おめでとうございます。


瓜子姫伝説って全国で有名な話らしいが聞いたことなかった。
徐々にこよみと森司がイチャついているのがまたニヤニヤできて良いっす。
分かりにくいときはミステリアス、分かりやすくても可愛らしくて良い、要するに灘こよみであればなんでもいい。ってのは正直な森司の気持ちで素敵です。
いや絹代さん出てくるなよ空気読めよ!って思ったけど、その後の森司のテンパりにより、「可愛いよ」発言が飛び出しニヤニヤ。
洞窟でも「先輩、旅行中だからですか」、「旅の解放感で、サービス過多なんですか」とすねたように言うこよみ、可愛いに同意。
森司をかばうこよみと、こよみのために死んでも構わないと決心する森司。どちらもお似合いです。


部長の異父弟の久裕くんが出てきたが、どうもうさんくさいキャラだ。
天然のお坊ちゃまのように描写されているけど、御役目を務められる人としてこよみを助役に提案する流れ、わざと仕向けてる感が文章でぷんぷん匂う。
これ天然でうっかり言ってしまったように描きたいなら文章選びが失敗だと思うな。
そのせいで最後の微笑ましいデコピンエンドがうすら寒く感じてしまった・・・。

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2016年11月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初めての長編ですね。
劇場版、といった感じです。
卒業旅行に出掛けたオカ研一同が、閉ざされた集落で事件に巻き込まれます。
いつになく登場人物が多くて、しかもみんな兄弟姉妹なもので、途中でどれがだれやらわからなくなりました…。巻頭に人物一覧が欲しかった。
ともあれ、森司とこよみの仲も着々と進捗し、相変わらず安心して読める一冊です。
が、以前「長編も読みたい」とレビューしておいてなんですが、やっぱり短編のほうがしっくりくるかな…

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2016年10月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

え、映画化なの?
アニメ化じゃなくて、と帯を見て思った。

本編の感想。待望の長編だったんですが、割と早くネタがわかってしまい、淡々と読み続けた感じが^^;

諸星大二郎さんや星野之宣さんも扱われている瓜子姫の話と比べてはいけないとは思いますが、天神様の歌の目次にも意味があるのかと深読みしてからぶってしまいました。

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2015年10月24日

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